滋賀県警サイバー犯罪対策課の警察官から連絡が来ました。偽ツイッターの概要がわかったので顛末を報告します。

結果からお伝えしますと、ウオッチドッグのツイッターを模倣した偽サイトというのではなく、外国にある自分のサイトに誘導するため、ウオッチドッグのタイトルだけを模倣した形のようです。発信元のサーバーはフィンランドで、外国語で何かが書かれているとのこと。その目的は不明だが、怪しいサイトということで、既にどこかの誰かが通報していたらしく、サイトを開くと、セキュリティの警告文が出るようになっているとのことでした。

ウオッチドッグのツイッターを個別に狙ったわけではなく、ヒット数の多いサイトを自動で収集するソフトか何かを使っている可能性があるとのこと。ウオッチドッグだけでなく、いろいろなサイトのタイトルだけを機械的に模倣し、自分のサイトへ誘導する仕組みのようです。

調査報道の記者を名乗っているウオッチドッグ記者としては、警察から話を聞いたらそれで終わりではなく、読者の皆様に、注意喚起を含めた今後の参考として、一連の経緯をお伝えします。

①警察への通報
まず記者が、偽ツイッターの存在に気付いたのが6月4日でした。このまま放置すると、ウオッチドッグに関心を持った読者が被害にあうかもしれないと思い、同日午後6時ごろ、滋賀県警サイバー犯罪対策課に通報しました。

②グーグルへ著作権侵害による削除の申請
それから、検索大手サイトのグーグルへ、偽ツイッターが、ウオッチドッグの著作権侵害をしているので、検索画面からの削除を依頼しました。6月4日午後8時ごろでした。申請者の氏名は公表となります。グーグルで調査して検索画面から削除するまでには、数日かかるようです。
https://www.google.com/webmasters/tools/dmca-notice?pli=1&hl=ja

③ウオッチドッグから読者へ、「偽ツイッター注意」のお知らせを配信
ホームページ、ツイッター、フェイスブックで、「偽ツイッターに注意」の記事を6月4日午後11時30分ごろ掲載し、読者へ注意を呼びかけました。

④セーファーインターネット協会
今回のウオッチドッグのケースは、警察が対応しました。本来、警察はニセモノを売る商業用の偽サイトを摘発する役割を担っており、怪しいサイトの情報は、「一般社団法人セーファーインターネット協会」へ報告してほしいとのことでした。今回の怪しいサイトについては、警察から同協会へ連絡したそうです。「どこに連絡したらよいか迷った時は、近くの警察署へ相談してください」とのこと。

今後も、ウオッチドッグは、ウオッチドッグを利用した悪質なサイトについては、迅速な対応をします。そのための監視を強化しますので、読者の皆様は、安心して閲覧下さい。

↓怪しいサイトを見つけたら、下記の「一般社団法人セーファーインターネット協会」へ報告を(匿名可とのこと)

一般社団法人セーファーインターネット協会とは?
会員を見ると、ほとんどのインターネットに関係する会社が入ってました。