ウオッチドッグ記者が大津の自治会にどっぷり関わり始めたのは、2008年でした。今から10年前です。当時、ウオッチドッグ記者は、知人に頼まれて、学区社会福祉協議会の役員になりました。地域のために数年間、一生懸命、ボランティア活動をしました。その時から、「自治連合会が変だ」という噂は耳にしてましたが、「たかだかの自治会のことでしょ」と、言っている人が大げさに騒いでいるだけだと思ってました。

それというのも、ウオッチドッグ記者が育った山形県の小都市では、自治連合会などというけったいな組織は存在せず、自治会といえば、回覧板を回すだけといういたってシンプルなものでした。だから、自治連合会などという組織が何をしているかなどは、想像もつきませんでした。生まれ故郷では、自治連合会などなくても、地域で暮らしていくのに、誰も何も困ることはありませんでしたから。病気になったら、医療機関へ、生活の手続きなどは、行政へ相談や手続きに行くだけです。

そんな協議会役員をしていた2011年、ウオッチドッグ記者が、学区自治連合会の定例会に、協議会メンバーの1人として、毎月、出席することになりました。その定例会で、ウオッチドッグ記者は、自治連合会長ら執行部の対応を見て、「変だ」と直感的に感じました。

ウオッチドッグ記者はそれまで、独自に地域で情報誌を発行してました。さまざまなボランティア活動をしている高齢者や子育てサークルなどの活動を取材してきました。地道だけど、本当に地域のために活動している団体や人物は、ほとんど網羅していました。当時、地域の情報は、ウオッチドッグ記者が一番、詳しかったと思います。

しかし、学区自治連合会の執行部らは、こうした地道な活動にほとんど参加せず、目を向けず。夢中になってやっていることといえば、「懇親会」、「バス旅行」、「ゴルフ大会」など。

こうした学区自治連合会の活動を見て、ウオッチドッグ記者は、「おかしい」と思ったことを、定例会でどんどん質問しました。

当時、たくさん質問しました。中でも、学区自治連合会の収支決算書を見て気づいたのが、「新年交礼会」でした。事業費として総額しか記載されていませんでした。「なんじゃ、これは?」と思い、定例会で挙手して質問しました。

続きは、次回に。

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