大津市自治連合会の70周年記念パーティーが2024年10月26日、盛大に開催され、大津市からは佐藤健司市長を筆頭に、総務部や環境部、建設部、市民部の部長や課長、課長補佐など市職員らも多数参加した。会費は1人12,000円だった。しかし、佐藤健司市長だけが市長交際費から支出したが、他の職員は自己負担だったことが情報公開請求で明らかになった。
大津市自治連合会は、大津市にとって補助金を支出している任意団体で利害関係者にあたる。大津市では、利害関係者と飲食をする場合、所属長の承認を得ることが求められる。各部の職員らは、今回のパーティーが利害関係者との飲食に当たるため、届出を所属課へ提出し、当日は12,000円の会費を各人が私費で市自治連に支払ったという。ところが、職員が支払った会費の領収証は所属課へ提出していない。
一方、佐藤健司市長は私費ではなく、公費の市長交際費で支払った。一般常識の節度が保たれず、倫理観も無視されていると言える。秘書課は「案内文を受け取ったから参加した。交際費は市長の裁量にあたる。社会通念上、妥当だ」と釈明している。
市職員らが利害関係者との飲食に対して一線を引いても、トップの市長が公務で利害関係者との飲食を繰り返したら、両者の間に癒着が生まれて市政が歪んでしまう。

びっくりしたわ~。部下の職員たちにだけ12,000円の会費を自腹で支払わせて、市長は交際費で公金飲食。どんな上司よ。「公務として参加する必要あり」と主張するのなら、堂々と部下も公金飲食させればいいじゃないのさ。ただし、利害関係者との公金飲食はこのご時世、市民からの批判の的だけど。
それとも、市長も市職員らのように自腹で会費を支払ったほうがよかったんじゃないですか。支払いたくなければ、参加しなければよいのに。
一番かわいそうなのが、市民部の課長補佐の2人。部長らと給料の格差があるだろうに同じ会費の12,000円を自腹。家族が怒っているのでは。市自治連のボス会長ら以外、こんなパーティーに誰が出たいのでしょうか。お気の毒。
大津市自治連合会長から、佐藤健司市長宛の70周年記念祝賀会の案内文


佐藤健司市長の市長交際費(2024年10月26日)12,000円を公費で支出

大津市自治連合会長から、部長や市職員ら宛ての70周年記念祝賀会の案内文

市職員らが提出/「利害関係者との飲食」に係る届出/12,000円職員負担







