大津市の市民センター統廃合をめぐり、11月18日に行われた意見交換会で、出席した青山学区自治連合会長の藤本英雄氏が、市民部自治協働課の田中鉄也課長がこの統廃合計画案を「机上の空論」と言っていた、と証言した。意見交換会には地元の市民137人が参加していた。名指しされた田中鉄也課長は、ウオッチドッグの取材に対して「私は言ってない」と答えている。田中課長は、市側の幹部として、この計画を周知させるため各学区へ説明に回っていた。
「机上の空論」発言が、藤本会長から飛び出したのは、意見交換会が終盤にさしかかった時間帯。青山学区から瀬田学区まで、車で行った場合の道路事情に言及し、交通事故を誘発する可能性があると訴えた。駅から近いという理由で瀬田市民センターや平野市民センターが広域支所として選定されたことに疑問を呈し、「道路事情をまったく考えてらっしゃいませんねえ。田中・自治協働課長が『机上の空論や』とおっしゃってました。あそこに車で行かれたことございますか?」と発言した。
この発言について、田中課長は取材に対し「青山の会長と個人的に話したことはないです。私は言ってないです」と、否定した。
※自治連合会長が「『机上の空論』と課長が言った」と証言した音声テープを公開する。ウオッチドッグ記者が、大津市職員の許可を得て、市職員が座っていた机の上に録音機を置き(市が用意した録音機の横に並べてもらい)録音したもの。
↓「机上の空論」の音声データ