大津市自治連合会の70周年記念パーティーは、参加者137人だったが、各学区の参加者数に不均衡がみられることが開示された公文書の座席表でわかった。参加者数が多い学区では10人で、少ない学区では1人のみだった。各学区の世帯数規模ではなく、組織内の力関係によって参加者数が決められていると見られる。

大津市自治連合会の70周年記念パーティーで、最も参加者数が多いのは、田上学区で10人、次に多いのが晴嵐学区の7人。2025年4月の大津市男女別・学区別人口統計表によると、田上学区の世帯数は4,454戸で36学区中16番目、晴嵐学区の世帯数は8,450戸で36学区中4番目となる。

大津市の場合、毎年、約1億円という巨額な報償金が各学区自治連合会と自治会関係へ支出されている。その金額は、各学区の世帯数を元に算出されている。しかし、大津市自治連合会の70周年記念式典パーティーの参加者数は、世帯数に応じて増えているわけでもなく、学区による参加者数の不均衡については明確な理由が見当たらない。

70周年記念パーティーは2024年10月26日、琵琶湖ホテル(瑠璃の間)で開かれた。大パーティーの費用は、大津市から市自治連への運営補助金と各学区自治連と招待客らの会費から捻出されている。

ウオッチドッグ記者

参加者数が3人以上の学区に黄色で色付けしてみました。ウオッチドッグ記者は、大津市自治連合会を10年以上ウオッチしてきましたが、伊香立や滋賀、長等、晴嵐、田上など色付け学区の問題記事を多く書いてきました。70周年記念パーティーの参加者数は、市自治連内の力関係、いわゆるボス会長らの「裁量」でしかないでしょうね。今の時代にこんなやり方をしているとは・・・。全くもって市民をコケにしています。

↓36学区の世帯数と70周年記念パーティー・各学区の参加者数

学区名

世帯数

(2025年4月時点)

参加者数
小松 1,997
木戸 2,123
和邇 3,614
小野 2,031
葛川 132
伊香立 1,257
真野 3,227
真野北 2,939
堅田 8,452
仰木 849
仰木の里 6,285
雄琴 3,002
日吉台 1,620
坂本 5,262
下阪本 5,827
唐崎 7,885
滋賀 8,326
山中比叡平 1,301
藤尾 2,541
長等 6,281
逢坂 4,056
中央 3,659
平野 8,523
膳所 7,514
富士見 3,839
晴嵐 8,450
石山 4,924
南郷 4,188
大石 1,994
田上 4,454 10
上田上 819
青山 3,711
瀬田 6,301
瀬田南 7,033
瀬田東 7,103
瀬田北 9,004

↓市自治連の70周年記念パーティーの座席表