大津市自治連合会の70周年記念パーティーは2024年10月26日、琵琶湖ホテル(瑠璃の間)で137人が参加して開催かれた。大津市自治連合会の70周年記念パーティーでは、会場前方の「松」、「竹」、「梅」のテーブルを「上席」にして、市長や市議会議長、社会福祉協議会会長ら、いわゆる大物の招待客が座った。この席には、大津市自治連合会長や市自治連の役職者(副会長ら)が一緒だった。
不可解なのが、そのうちの1人、坂本学区自治連合会長の谷正男氏である。2024年度は、市自治連の役職についていない。いわゆる「無役」の立場だ。しかし、学区の会長職としては現役最長の28年目という「ドン」であることは疑いない。今回の記念パーティーでは、市自治連の「ドン」に、市民部長が隣りに寄り添う形になっていた。
谷氏については、7年前の2018年にこんないきさつがある。越直美市長(当時)が進めた市民センター統廃合案が浮上した際、対象の3学区では市民の反対署名(1万5千筆)が集まった。反対署名を市へ提出する段になり、坂本学区自治連合会長で当時の大津市自治連合会長の谷氏は、越市長に対し、受け取りを拒否するよう要請した。つまり、谷氏は市長に届けようとする市民の市民センター統廃合に反対する声を潰そうとした。当時、大手メディアがこぞって報道した。ウオッチドッグも、当時とことん追及した。
また、市民部長の席についても確認しておきたい。10年前の60周年記念パーティーで、当時の日比均市民部長は、総務部長、環境部長ら他部署の部長と同じテーブルだった。大津市の部長級幹部は固まって同じテーブルにいた。しかし、今回の70周年記念パーティーでは、田中鉄也市民部長は、「無役」の谷氏の隣りに座っていた。
市自治連の70周年記念パーティー座席表(竹席)/市民部長と谷氏が隣同士


谷正男氏ですが、2025年で学区自治連合会長職は実に28年目になります。会長職の長期化、専制化のワルい見本となっています。どこの学区自治連合会長より長~く居座り続けて、市自治連の「ドン」になっています。
かつて、田上学区自治連合会長で、市自治連の「ドン」として君臨した廣瀬修氏(故人)の会長職36年を抜くつもりでしょうか。
2018年当時のウオッチドッグ報道
↓越直美市長による「署名受け取り拒否」の背景を報道
「学区単位の署名は受け取らない」/「大津市自治連合会長からの要請」と越市長が発言/市民センター統廃合問題/ウオッチ大津№20 – ウオッチドッグ
大津市が署名受け取り拒否/「市自治連から要請」を理由に/各紙が報道/ウオッチ大津№32 – ウオッチドッグ
「拒否でなく見合わせ」/大津市が謝罪せずと京都新聞が報道/住民の署名拒否問題/ウオッチ大津№43 – ウオッチドッグ
「関係者怒り」と中日新聞が報道/別の学区からは受け取る/住民の署名拒否問題/ウオッチ大津№44 – ウオッチドッグ
越市長が市議会で謝罪/署名受け取り拒否/4紙が報道/ウオッチ大津№48 – ウオッチドッグ
谷会長は沈黙のまま/署名拒否を要請した市自治連/ウオッチ大津№55 – ウオッチドッグ

2024年の市自治連の役職で、「無役」の谷正男氏の隣りには、田中鉄也市民部長(当時)が座っていたようですが、この構図が市と自治連の歪んだ関係性を如実に表しています。市自治連のドンに寄り添う市民部長。
気色悪いですね。
7年前、市民センター統廃合問題で、とことん学区民の意見をないがしろにして、ぐいぐい進めてしまい、周囲の反発を受けた当時の課長が出世して市民部長に。70周年記念パーティーでは、2018年当時の市自治連会長で市民らの署名受け取り拒否を越市長に要請した谷氏の隣りに座って、仲良く談笑か。醜悪すぎる~!
10年前の60周年記念パーティー座席表/市民部長は他部署の部長らと同席
