大津市自治連合会は2024年10月26日、70周年記念パーティーを琵琶湖ホテル(瑠璃の間)で盛大に開催したが、会員である自治会員や大津市民に対して、自身のホームページでは全く告知していなかったことがわかった。大津市も市長や市幹部らが出席したことを、自らのホームページや広報誌に掲載していなかった。市民が知らないところでこっそり開催していたことになる。

毎年、大津市は大津市自治連合会へ運営補助金を300万円だけでなく、市自治連が主体となって運営している「琵琶湖を美しくする運動実践本部」へ560万円を支出している。さらに、大津市は、大津市の各課の審議会に、市自治連の会長らを「市民枠」で選出するなど、長年、市自治連に対して優遇を続けてきた。それにも関わらず、市自治連合会の70周年記念パーティーに、市長や市幹部らが出席したことは、大津市ホームページでも広報でも掲載していない。

大津市と市自治連は、税金を納めている市民や会費を納めている自治会員らに告知せず、市民や自治会員から徴収した公金だけを使い、こっそり大パーティーを開催したことになる。

また、市自治連は、市から受け取った運営補助金の中から、2023年に約25万円を使って自治連のホームページを新たに作ったが、ほとんど更新していないというお粗末な実態となっている。市自治連のホームページは、1年経過してもお知らせ記事は2本だった。団体の役員名や収支決算書などの基本情報も掲載していない「作っただけ」のホームページとなっている。

ウオッチドッグ記者

これが、2023年に公金で制作した大津市自治連合会のホームページ。誰が運営しているのでしょうか? 更新していないのなら維持費かかるのみ。閉鎖したほうがよいのでは。 

↓大津市自治連合会ホームページ

大津市自治連合会 | 大津市自治連合会公式ホームページ

2025年5月時点でも、お知らせには、ホームページを開設したことと、消火栓ホースの盗難についての2本の記事のみ。137人参加の2024年10月26日の70周年記念パーティーについて一切記載なし。異常すぎる。

↓2023年度大津市自治連合会一般会計歳入歳出決算書