7月12日に滋賀県市民オンブズマンらが、滋賀県知事らに対して、2億5,555万円の損害賠償請求を求める住民監査請求を行い、記者会見を行った。ところが、報道したのは、中日新聞と読売新聞の2社だった。京都新聞は滋賀県政に関する話題であるのに「地元のニュースでない」と判断したようだ。

県政記者クラブは、県より無償で記者室を借り、県政情報を報道している。7月12日に、市民オンブズマンらが記者会見し、県の「違法な支出」について説明した。翌13日に、中日と読売が、ニュースとして報道した。

行政監視は仕事でしょ!

地方行政を監視するのは、本来、マスメディアや監査委員、議員らの仕事でしょうが。市民オンブズマンらは、自腹で資料を取り寄せ、分析し、税金の無駄について 住民監査請求をした。
県広報課から発表された県政情報などは掲載するのに、どうして、市民が「おかしい」と声をあげた 住民監査請求を報道しないメディアがあるのだろう?報道できない裏事情があるのだろうか?

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呆れ顔のウオッチドッグ記者
市民感覚とズレていないか?

大半の新聞やテレビなどは“スルー”。市民が「おかしい」と声をあげた住民監査請求は、報道するに値しないのだろうか? 例えば、京都新聞は「京滋の足もとから 万全に、細心に、正確に」「地元ニュース、分厚くきめこまかく」などと編集方針を説明している。市民オンブズマンの住民監査請求は「きめこまかい」ニュースでもないのだろうか。市民感覚とズレているのではないか。

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元新聞記者のウオッチドッグデスク

↓2019年7月13日付の中日新聞

↓7月13日付の読売新聞