ウオッチドッグ記者とウオッチキャットが、大津市の署名拒否問題と市長の記者会見での釈明について、井戸端会議を始めた。
市長の会見録見た?
見たよ。会見よりいつも1か月遅れるね。もっと急いでもらいたいけど。
あの会見は、ないね。自分が指示しておきながら、対応した職員がなぜ、署名を持参した学区自治連合会長に説明しなかったのか「わからない」だって。
自分は悪くないという自己保身。悪いのは部下だと、責任を押しつけてる。行政トップの発言とは信じられないニャ。
もう、呆れ果てた。
そもそも自治体が、たった1人の大津市自治連合会長から「受け取らないように」と要請されて、1万5千人の署名を「受け取らない」ってありえないよ。自治連の言いなりじゃん。
それを議会や記者会見で、堂々と説明しているんだから。署名拒否を「見合わせ」という言葉に置き換えて、強弁までして。他自治体の判例まで持ち出していたよ。他自治体とそもそもの背景が違うっちゅうの。
ひゃー。首長の発言というより、ヘボ弁護士の屁理屈だね。
市長が判例を持ち出したから、「大津市自治連合会の会則」を見てみた。そしたら、大津市自治連合会が上に立って、36学区の自治連合会を統括するとは、どこにも書いていない。組織の目的は「自治の振興及び各学区自治連合会の連絡協調、市政運営上の諸問題に協力」。
なるほど。「自治の振興」ねえ。
大津市から出ている報償金も、大津市自治連合会を通さず、各学区自治連合会へ、直接、支払われている。大津市自治連合会は、学区自治連合会の上部組織じゃない!
本当だね。大津市自治連合会は、ただの連絡調整組織。市長は、大津市自治連合会の組織構造や目的も知らずに、「大津市自治連合会長から、学区ごとの署名を受け取らないようにと言われたから、受け取らない」と、言ってるんだから。判例調べる前に、大津市がヨイショし続けてきた組織の規則ぐらい目を通せと言いたいニャ。
大津市得意の逃げ口上、「規則は読んだけど、もう返したから、公文書として保管していない。だから、知らなかった」とでも言うんじゃない?
いかにも言いそう。ニャンだかんだと、屁理屈をこねまわす市長だからね。