大津市自治温泉会と大津市のお忍び道中

2018年10月のとある日

今年も、職員2名の派遣を頼むぞ。いつもの通り、バスに乗って案内してくれ。わしらだけでは、何もできない。

今はまずいですよ。全36学区で意見交換会をやってます。自治連が批判する側、大津市がされる側という役回りでいくという話でしたよね? “研修”の出発は、意見交換会の最終日の3日後ですよ。

公金でわしらが一緒に旅行に行くことは、誰も知らん。A学区自治連合会長なぞは、意見交換会の当日、カメラ2台を用意するつもりでいた。住民の前で市民部長を批判するパフォーマンスをカメラにおさめるため、演技力を磨いているぞ。

「ウオッチドッグ」という煩わしいニュースサイトがあるでしょう。あそこに見つかりますよ。

あそこか。あのせいで、わしらの老後の楽しみが少しずつ、減っていく。あいつがうるさいせいで、今年は我慢して日帰りにしたんだ。去年のように4つ星ホテルに泊まりたかった。あそこの温泉はサイコーだったなぁ。見ろ、おかげで、わしらの顔色は、ピッカピカだ。

もう少しの辛抱です。もう少しで、「まちづくり協議会」という名前に変えられます。そうしたら、自由度の高い交付金をお渡しできますから。

わしらは、60年以上も連れ添った仲だ。再び、一緒に温泉旅行ができるまで、しばらくは、世間の目を避けるしかないな。

ほとぼりがさめるまで、人目を避けて、現地でお会いしましょう。