衆院本会議で6月6日、「政治資金規正法の改正案」が、自民・公明の与党、維新などの賛成多数で可決した。
ブラックボックスと言われている使途不明金の「政策活動費」については、10年後に領収書などを公開するという呆れた改正案だった。「10年後に不正発覚しても、政治資金規正法の時効は5年」ということは、10年後に不正が見つかっても誰も罰せられないということだ。
また、政治資金パーティー券の公開基準を20万円超から5万円超に引き下げることにしたが、施行日は2027年1月1日。裏金づくりにつながったパーティー券の規制は、2年半後になる。それまでは現行の公開基準20万円超が続く。
与党の国会議員らの得意のお家芸「抜け道」づくり法案が、またひとつ出来上がった。
どういうこと?
国会議員がこれまでどのように「政策活動費」を使ってきたのか。「忘れてはいけない」と思ったウオッチドッグは、ミスターブラックボックスこと、二階俊博・元自民党幹事長に焦点を充てたパワーポイントを作成した。ご自由にダウンロードしてください。転載可。