ごみ処理施設のある伊香立学区自治連合会などに大津市が支出した補助金1.5億円が「違法な迷惑料支出にあたる」かどうかをめぐる裁判が6月5日、結審した。原告側の控訴理由書に対する反論の書面を、大津市が大阪高裁へ提出した。判決は8月7日午後1時10分に言い渡される。
原告側代表の加藤英子さんは次のようにコメントした。「長かった。2003年当時、私たち『しが自治会オンブズパーソン』から追及を受け、山田元市長は迷惑料問題の見直しを約束した。しかし、その約束を守らなかった。大津市長に騙された。越市政になっても変わらない。だから、再び、立ち上がった。延々と続く大津市政の放漫支出に歯止めをかけるため、誰かがやらねばという思いで、ここまできた。高裁の判断を信じたい。昔も今も代理人を務めてくれた折田泰宏弁護士に感謝している」。
(左)原告側代理人の折田泰宏弁護士、(右)原告側代表の加藤英子さん