大津市自治連合会と大津市の夜の宴会が、例年通り琵琶湖ホテルで行われ、國松睦生総務部長ら市幹部11人が参加したが、その直前に行われた市自治連の総会資料を、市職員の誰も受け取っていなかったことが情報公開請求でわかった。

今年の大宴会は5月10日午後6時から、琵琶湖ホテル「瑠璃の間」で開かれた。

市自治連の総会資料や配布資料を、市職員が誰も受け取らず、公文書として保管しないことを、2015年から4年間、ウオッチドッグは批判し続けてきた。市自治連は、大津市役所内の自治協働課に事務局を置き、「住民福祉の増進のため」という理由で、市から運営補助金などを受け取って活動している。市にとって利害関係者の団体のひとつでもある。

過去に遡ると、市職員は、市自治連の総会準備の手伝いを公務で行いながら、総会資料を受け取らないという不可解な行動をとり続けていた。近年は、度重なるウオッチドッグの追及からか、「総会に出席していないため、文書は受け取っていない。そのため非公開」という、総会に出席しないという新たな手管を使い始めている。

市自治連は総会後、市の幹部を招き、琵琶湖ホテルで盛大な宴会を開催していた。2016年度までは、市の幹部の宴会参加費は公金より支出されていた。しかし、利害関係者との宴会三昧に、市民やメディアから批判が起き、その後は、参加費は部長らの自腹にした。さらに、利害関係者との宴会を自粛すると市民へアピールしておきながら、実際は、越直美市長へ届け出を出せば、「宴会OK」という新たな逃げ道を作り出している。

2019年度も例年通り、琵琶湖ホテルで8,000円の飲食をするため、市幹部らは、市長へ届け出を出している。大津市職員倫理条例を所管する人事課は、大津市自治連合会の宴会へ参加するかどうかは、各部の部長らの判断と説明していた。

大津市は、自治連の宴会には出るが、その直前の総会には出ない、そして総会資料は受け取らないという悪習を、少しでも改める気配はない。

↓参考記事

【大津腐敗の源流】コンナ奴らが地方の役人/宴会の廃止も職員の倫理もダメの皮/ウオッチ大津№26

↓大津市職員倫理条例を所管する國松総務部長が、利害関係者の大津市自治連の宴会に参加するため、越直美市長へ提出した届出書。

↓2019年5月10日、琵琶湖ホテル「瑠璃の間」で、午後6時から始まった大津市自治連と市幹部の宴会座席表

結婚式か

今どきのご時世、任意団体の自治会上部組織と、公務員の大津市職員が、琵琶湖ホテルで宴会ってどうよ?それも、8000円の会費だって。宴会の理由は、市と自治連の意見交換のためというのだから、笑えるわ。意見交換なら、昼に市役所でやれって、大津市民みんなが思うとこ。自治連の爺さんらは、市役所をディーサービスのように、しょっちゅう、使っているだろうに。部長らもなけなしの8000円を爺さんらとの飲み会のために自腹とは、内心トホホだろうさ。自治連の爺さんらも、部長らに倣って、宴会の会費を自分らの年金から出せっちゅうに。学区住民から集めた自治会費で、8000円もする飲食を堪能しているなんて、厚かましい。 令和になっても、延々と続く大津市と自治連の結婚式に、今年も驚いた。

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宴会は必ず自腹のウオッチドッグ記者