大津市自治連合会が5月10日に琵琶湖ホテル(大津市浜町)で開く、今年度の総会と宴会をめぐり、越直美市長が昨年度同様、夜の宴会にだけ出席する方向で調整していることがわかった。担当課によると、越市長は招待状を受け取っており、「既に返事をしているはずだ」という。しかし、高まる市民からの批判をかわすため、「調整中」と明言を避けている。

昨年度は越直美市長と幹部らが、総会には欠席し、事後の宴会にだけ参加した。自治連を所管する自治協働課は「自治連合会から招待状は受け取っています。参加するかどうかは調整しています。当日にならないとわかりません」としている。その一方、「市長は自治連合会には、参加の有無についての既に返事をしているはずです。調整しています、としか言いようがないです」とも話している。

自治連が毎年開く宴会をめぐっては、大津市が多額の補助金を出している「利害関係者」であることや、高級ホテルを使った華美なパーティであることなどから、市長や幹部職員の出席に対し、市民の間から強い批判が出ている。

宴会の前に行われる総会は非公開。1年間の活動報告や決算、次年度の予算などについて審議するが、所管する自治協働課の職員さえ傍聴しないという形が続いている。

昨年度の状況は、大津WEB新報が複数回報じている。

↓2017年6月19日付の大津WEB新報の記事
http://otsu-shinpou.info/web/?p=13836