ごみ処理施設のある伊香立学区自治連合会などに大津市が支出した補助金1.5億円が「違法な迷惑料支出にあたる」かどうかをめぐる控訴審判決が、8月7日に大阪高裁で言い渡された。大阪高裁は、原告側の控訴を棄却した。

原告側の代表、加藤英子さんは、「あきれ果てた。今の裁判所は、行政の放漫支出を止める歯止めになっていない。世間とズレすぎている」とコメントした。

住民訴訟こそ、裁判員制度を

「住民訴訟の9割は敗訴だ」と市民オンブズマンから聞きました。裁判官は、被告の自治体がどんな実態でも、原告の市民らがより詳細な証拠をつけても、「行政寄り」の判断を下す傾向にあるのではないでしょうか。大津市は性懲りもなく、今後も放漫支出を繰り返すでしょう。市民の税金が、特定の団体へ、億単位でズブズブと流れ続けても、裁判官はなんとも思わないのでしょうか。ウオッチドッグは今後も、迷惑料のおかしな支出をどんどん見つけ出し、追及し続けるつもりです。 大津市民にこの判決が是か非か、判断してもらうために。

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今後もまだまだ闘うウオッチドッグ記者