大津市の越直美市長が14日、市役所内ではなくピアザ淡海(滋賀県立県民交流センター、大津市におの浜)に報道機関を集め、次の市長選の不出馬を表明したという。

14日夕方の各社報道によると、越市長は「公約を全て達成できたから」と話した。

FNNニュース↓
https://www.fnn.jp/posts/2019111419234503KTV

日本経済新聞↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52177490U9A111C1LKA000/

NHKニュース↓
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20191114/2060003805.html

毎日新聞↓
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20191114/k00/00m/010/275000c

越市長は14日の午後3時半に、大津市役所ではなく、ピアザ淡海に場所を移し、報道機関を集め、自身の進退について記者会見をした。

越市長は自身の進退について、大々的に記者会見をする一方、今後のまちづくりの方向性を決めるコミュニティセンター条例について、市民に向けた説明責任を果たしていない。

コミュニティセンター条例案は二転三転した。市議会への再提出を見送った10月2日、越市長は市政記者クラブの記者らを呼び、記者会見を開き、3日付で新聞各社が報道した。広報課によると、条例案が再提出された11月13日の特別会議の前に、市政記者クラブが会見を申し入れたが、特別会議が終わるまでは返答を差し控えることにしたという。しかし、13日にコミセン条例案が可決された後になっても、記者会見を開かなかった。

越市長から「マニュフェスト」、「行政改革」という心地よい言葉を聞かされ続け、市民の声を拾う地道な取材をしてこなかった市政記者クラブの記者らが、14日の不出馬表明を受けてどう報じるのか、市民が注視している。