大津市の佐藤健司市長の定例記者会見が、1ヶ月以上過ぎても開催されていない問題で、市政記者クラブの2月の幹事社(中日新聞)は、「2月13日の予算(案)説明の時に、会見を一緒にさせてほしいと、広報課から話があった」と説明した。記者クラブとしては、13日の予算(案)説明の時に佐藤市長への「プチ会見」をやったという認識だった。

一方、広報課は、「13日の会見は、定例記者会見と性質が異なるので、会見録もとっていないし、ホームページでも公開する予定はない」と話している。正式な会見でもないので、何の記録も録らず、市民に公開するつもりはないという認識だった。最初に会見を申し入れた側は広報課だが、「正式な記者会見ではない」という位置づけをしている。

市長による記者クラブへの予算(案)のレクチャーは13日に行われており、翌日の14日は、市議らへ予算(案)を説明する議会運営委員会が控えていた。市議らへ予算(案)を説明する前に、記者クラブ側へ、資料を配付して、説明を終えていたことになる。広報課は市議の顔を立てるため、あるいは、説明の順番が不適切という批判を避けるため、この時に会見を開いても、市ホームページに公開したくなかったと考えられる。

市政記者クラブは、広報課から「予算レク&プチ会見抱き合わせ」の申し入れを受け、何の疑問も持たず、そのまま従った形だ。定例記者会見は、市政記者クラブ側の主催としながら、広報課のお膳立てに従うだけで、主体性も何もない運営実態が露呈した形だ。

記者クラブの皆さんへ、「手玉」にとられたら、ダメダメ!

新市長の意向を受けたであろう、海千山千の広報課のおじさん職員らが、記者クラブの若い皆さんを「手玉」にとるため、あの手この手で、都合のよい方向に持って行こうとします。それが彼らの仕事。ご注意くださいね。騙されちゃダメダメ。手玉にとられたらダメダメ。

早く、佐藤新市長を、定例記者会見の場へ引っ張り出してくださーい。主体性を持って動いてくださーい。それが市民の知る権利にこたえる報道機関の仕事でしょう。

広報課から至れり尽くせりとお世話になって、頭が上がらず、言いたいことを言えなかったら、ウオッチドッグ記者が、代わりに交渉するので、いつでもご連絡を📞。

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ウオッチドッグ記者