大津市の佐藤健司市長が、就任から1カ月経っているのに、定例記者会見を開いていないことが取材でわかった。佐藤市長の2月予定は、スカスカの状態で、「庁内執務」だけの日も多くある。記者会見を開く時間的余裕は十分あるはずだが、初の定例記者会見の開催日は未定という。市広報課は「市長の定例記者会見は、記者クラブが主催。毎月、幹事社が会見の段取りをする」と説明している。越直美前市長は、就任から2週間後に、記者会見を開いていた。

佐藤市長は大津市のホームページに「市民のみなさまが主役の市政をすすめます」「市民の皆様と一緒に『夢があふれる大津』をつくるため全力を傾注してまいります」とスローガンを掲げている。しかし、記者会見を開かず、自らの声を市民に届ける機会を避けている。

新型コロナウイルスの問題が、全国的に取り上げられている中、大津市として、どのような対応を進めているのか、佐藤市長の考え方は伝わらない。2020年の大津市予算案の中でも、市民生活に直結した議案が含まれているが、記者会見が開かれず、市長の意向は示されていない。

↓佐藤健司市長の2月スケジュール/スカスカな予定

↓越直美前市長の就任から2週間後の記者会見