市民センター統廃合問題をめぐり、大津市は市民意見交換会に参加した市民からの厳しい声を、ホームページ上に掲載していない。市民センター改革推進室は、ウオッチドッグからアンケート結果が印象操作されているとの指摘を受けて、10月6日に掲載内容を修正した。しかし、修正前も現在も、市の施策や運営に対する批判的な意見は掲載していない。

市のホームページには、7月と8月にかけて3会場で行われた市民意見交換会の議事録(PDFファイル)を掲載している。しかし、ホームページの本文には、意見交換会でどのような意見が市民から出されたのか、概要さえ記載していない。

議事録によると、市民からは「障害者、高齢者、弱者の切り捨てだ」「防災機能はどうなるのか。被災者が避難所を運営できるのか」など、市民センター統廃合を危惧する切実な声が次々と上がっている。また「参加者が少ない。市は広報したのか」「意見交換会と言えるのか」など、市の運営自体を批判する意見も数多く出されている。

ウオッチドッグは、議事録から市民の意見を抜粋して報じていく。