大津市の佐藤健司市長が、年間100万円の交際費を支出し、その内、8割近くも宴会費などの慶祝費が占めていることについて、驚いたウオッチドッグ記者とウオッチキャットがやりとりを始めた。

ウオッチドッグ記者

大津市ホームページで、佐藤健司市長の交際費を久しぶりに覗いてびっくりした~。コロナ禍の2020年度、21年度はウオッチドッグ記者も頻繁に市長の予定表などをチェックしていたけど、しばらく見ていなかったら2022年度以降は何でもありの使途になっていた。

ウオッチキャット

コロナ禍が一段落して、解放感いっぱいの佐藤市長は、2022年度からルンルンで宴会通いを始めたのかニャ。

2022年度の天台座主の相承式、総本山円城寺の拝堂式や、2023年度の石山寺の法要や日吉山王祭例大祭の懇親会、永代供合葬壮墓地「悠久」竣工祝賀会にも、市長が交際費(公金)から出していたのは問題じゃないの? 日本国憲法の政教分離原則に違反しているんじゃないの? 国家や地方自治体は、特定の宗教だけを優遇したり、宗教活動に公金を支出したするのはアウトですよね。懇親会だけOKはないでしょう。

↓参照:大津市市長の交際費から(一部)

補助金を出している利害関係者の団体との宴会もダメだニャ。ベタベタの関係になるよ。(補助)金くれ、大石にグランドゴルフ場を作ってくれ(←実際にあった)ってどんどん癒着が進むよ~。

↓参照:2021年10月11日付・ウオッチドッグ

コロナ禍でも約3億円投入/大石淀グラウンドゴルフ場を造成/佐藤市政が計画拡張/11年前の請願書が発端と説明/ウオッチ大津№221 – ウオッチドッグ

時代の移り変わりで、補助金を出す必要がない団体なのに、こうした宴会で市長が一緒に飲んで頼まれての慣れあいが続き、補助金をストップすることができなくなることもある。記録もないしどのようなやりとりがあったのか検証もできないさ。大津市の場合、自治連合会関連のカネは全部停止したほうがよいとウオッチドッグ記者は思う。自治会員の会費で十分運営できる。変な特権と癒着構造がなくなれば、本当に地域を良くしたい人だけが地域活動をすることになる。

会費で運営可能な団体なのに、なぜ、公金を出す必要があるのかニャ。結局は過去からの慣れあい支出だにゃ。

佐藤市長の交際費も同じこと。市政に関する大事な話し合いするなら日中にやればいいじゃん。夜に公金を使い、宴会でやる必要なし。結局は、市長自身の政治家としての顔広めの場でしかない。特に、地元の企業や団体との回数が多い。選挙のため、公金を使って、自身の票稼ぎをしているだけじゃやないの。

他自治体と比べても圧倒的に、大津市長の交際費は額が多いよ。年間100万円って異常だニャ。

京都市にしても他自治体は、市議がしっかり市政監視しているんじゃないかなあ。市民オンブズマンが目を光らせていたり、市民が市政を監視しているパターンもある

大津市民ってお人好し?

あとさ、大津市議会の湖誠会出身の市議のパーティーに市長交際費を出したり、議員を長くやっていたっていうだけの議員らの叙勲の祝賀会にも市長交際費から会費を出していた。公金の使い方の評判の悪い元県議の名前もあったわ。極めつけは、補助金ビジネスを公言していた、長等学区自治連合会長の清水耕二会長が、自治会長を長くやっていたというだけで内閣府から旭日単光章で表彰され、祝賀会を開いていたのには呆れた。あの清水会長が書いた琵琶湖市民清掃の補助金の実績報告書を内閣府に送付しようかなあ。叙勲受章者の選定見直しをしてほしい。

誰が推薦したのかなあ。うさん臭い仕組みだね。

だいたい役職を長くやればよいってもんじゃない。地域では弊害も出てくる。いつの時代の仕組みを引きずっているのかと思う。こんな役をしなくても、目立たないところで本当に地域のためにコツコツ動いている人たちっていっぱいいるよ。

佐藤市長って市長に就任してから何やったの?

ウオッチドッグ記者が知っているのは…
「夢」を振りまくフレーズや言葉を頻繁に使い、
就任直後に、自身の給与をアップし、
コロナ禍の時期に、市長会見をほとんど行わず、
活動休止中の自治連らに報償金や補助金を変わらず出しまくり、
内閣府の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の14億円を企業らにばらまきで使い、
不要な大石淀グランドゴルフ場を拡張して作らせ、
コロナ禍が一段落したら、物価高に喘ぐ市民らを尻目に、特定団体との宴会通いを始めた、
ってことぐらいさ。

まさに、オトモダチ市政だニャ。