一応、女性のカテゴリーに入るウオッチドッグ記者とウオッチキャットが、世間で話題になっている財務省・事務次官のセクハラ報道を話し合った。
平成も終わりになるこのご時世にですよ。昭和時代の化石のようなセクハラ感覚を持つエロヒヒオヤジが、まだいたんですね。この次官だけでなく、もっといるかもしれないね。政治家も同じ穴の貉だよ。
いると思うよ。
じゃあさ、「政官エロヒヒオヤジ撲滅計画」を立てようよ。
いいね、いいね。でも、どうするの?
うら若い女性記者をですね、政官エロヒヒオヤジのセクハラ餌食にしたら、可哀そうじゃないですか。所属組織の報道機関は、どこもかしこも、若い女性記者たちに、ネタをとれと夜中まで取材させることを容認しているんですから。エロヒヒオヤジからの呼び出しでも、ネタ元と思えば行かざるえない状況でしょう。セクハラ被害は、今後も後を絶たないよね。お気の毒に。
助ける方法は?
いいこと思いついたのよ。大阪のおばちゃま方のお力をお借りしたらどうかと。東北出身のウオッチドッグ記者は、大阪のおばちゃまを見てびっくりしたのよ。でも、すごいと尊敬しているのさ。1度だけ、大阪市役所で情報公開請求をしたことがあるけど、職員の話では、大阪のおばちゃまたちのパワーがすごいらしい。「びた一文、カネをごまかしたらあかんで」という気迫で迫るらしい。
へぇ。すごいね。それで、おばちゃまたちに何をやってもらうの?
だから、60歳以上の大阪のおばちゃま方を、各社の報道機関が再雇用として雇ったらどうかと。安倍首相もさ、「一億総活躍社会」と言っているでしょう。だったら、時間も気持ちにも余裕があり、海千山千の人生の荒波を乗り越えて、カネにシビアな大阪のおばちゃま方を、報道機関の番記者として再雇用したらどうかなあと。
それは、面白いね。
最初に、試しで、500人ぐらいの大阪のおばちゃまを集めて、それなりの研修をしてから、財務省と国会、官邸に各社の番記者として送り出すというのはどうさ。通天閣や、天神橋筋商店街、道頓堀付近で、各社の報道機関がスカウトしたらいい。番記者にふさわしい人物がいっぱいいると思うよ。
なるほど、それで?
おばちゃまたちには、財務省をはじめ官邸、国会の番記者として、日夜、政官の幹部たちへ取材攻勢をかけてもらう。もちろん、挨拶周りでは、得意の「アメちゃん配り」も欠かさない。同年代なので、昭和の思い出話で盛り上がるさ。若い女性記者たちは、フリーにして、公文書やデータの分析など、本来の取材に戻って、おばちゃま方の後方支援に回る。おばちゃま方が、エロヒヒオヤジどもをどう扱うかを近くで見たら、勉強になるしね。生活感覚ゼロの青二才官僚など、たくましい浪速のおばちゃまから、徹底追及されるわ。
でも、関西から通うのは、大変じゃない。
1年ぐらい、東京で過ごしてもらい、翌年に次のおばちゃまと交代する。報道機関は、おばちゃまたちの住居や食事を提供する。1年間の報酬がこれぐらいで、ビッグなネタをとったら、氷川きよしや誰でもいい、好きな芸能人とでも会わせるとでも約束したら、おばちゃまがたは、張り切って上京して、取材攻勢をかけるよ。夜は夜で、エロヒヒオヤジどもに呼び出され、セクハラ発言など受けても免疫があるから、「おっちゃん、ええ加減にせいよ!」と一喝するだけ。報道機関の幹部たちには、おばちゃまたちがビックなネタをとってきたら、労いの宴でも催してもらい、お酌してもらわないと。おばちゃまたちの機嫌を損ねないようにね。
そうすると、エロヒヒオヤジはいなくなるの?
キャット、考えてもみてよ。このエロヒヒオヤジどもは、家庭では小さくなっているのさ。その憂さ晴らしに、外に出た時、若い女性たちを追っかけるんだから。外でも自宅と同じような環境を作るのが、エロヒヒオヤジ撲滅のベストな道。自分らの奥さん連中と同じ世代が番記者だったら、反射的に小さくなるよ。
すごい、すごい。そうだね。
おばちゃま方には、東京でも、浪花魂を貫いてもらうために、揃いのアニマルTシャツを着てもらって、財務省や国会、官邸に出勤してもらう。獲物を狙うアニマルの目で、忖度や不正をただしてもらいましょう。こんな感じのTシャツで。
大阪のおばちゃま「8億値引き!何、寝ぼけたこと言うてんの。8億円で大阪名物のたこやき、なんぼ買えるねん」
財務官僚「確認させていただきます」
万歳、万歳。ナイスアイデア。報道機関に、このアイデアを採用してもらおう。