2020年3月4日、2カ月ぶりに登場のウオッチキャットが、パソコンに向かって何やらブツブツ言っているウオッチドッグ記者に話しかけた。
ウオッチキャット
何やっているの?
ウオッチドッグ記者
昨日(3月3日)さ、市議会の代表質問の生中継を視聴しようとしたら、映像が映らないから「なぜ?」と市議会事務局に確認した。議会事務局のパソコンでは映っているから、ウオッチドッグ記者側のインターネット環境の問題だろうだって。
市議会は、ユーチューブ開設しているでしょう。後で、ユーチューブで確認すればいいニャ。
それが、開設しているにはしているけど、ほとんど使っていない代物よ。コレコレ。本会議は、アップはしていない。
↓大津市議会ユーチューブチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCGqVkegnUFBRWO2NK0pKoFQ
あらら。視聴者1回とか3回? 大津市民は約34万人いるけど、市議会のチャンネル登録者数はたった61人だニャ。
チャンネル登録も、市議38人+市側の執行部職員らが登録して61人じゃないの。それも、「おうみかわら版」で放映したものを、後日、ただ流しただけ。「こんなやってますー」というもの。ユーチューブで、こんなものを見ても何の情報も得られない。
※「おうみ!かわら版」は、(株)ZTVの滋賀放送局が運営している。
大津市議会で「ユーチューブやってます」というアピールだけのものだニャ。
大津市議会の基本条例には、「時代を先導し、真の地方自治を目指すことを基本理念とする」と書いているし、「市民に対し市政に関する情報を積極的に公開するとともに、市民に分かりやすい開かれた議会運営を行うこと」って書いている。だけど、どこが「時代の先導」さ。分かりやすい開かれた議会運営をしてちょうーだい。
「全国から注目の大津市議会」って、前議長が申し送り事項に書いていたのにニャ。
それで、ちょっとネットで調べたら、総人口約10万人の岡山県津山市の市議会では、ユーチューブを使い、本会議の中継をしていたのを見つけた。だから、昨日の本会議もアップ済みだし、その日のうちに、何度も再生して、質疑応答を確認できる。今(4日午前中)もユーチューブ上で本会議の中継をやっていたー。感心したので、「なかなかやるな」と声を出していたの。
↓津山市議会ホームページ
https://www.city.tsuyama.lg.jp/city/index2.php?id=1050
津山市議会だけでなく、津山市のホームページも、シンプルだけどわかりやすい発信の仕方だった。
驚いたニャ。市議会だけでなく、津山市のホームページのトップ画面でも、本会議の中継をそのまま映し出しているニャ。珍しい。
↓津山市ホームページ
https://www.city.tsuyama.lg.jp/top.php
津山市では、ユーチューブを使って、リアルタイムで情報発信をすることが出来ているニャ。
平時から、 市民へ、素早くリアルタイムの情報を伝える仕組みづくりをやっていると、有事の時に、そのまま使えるね。
平時に基本が出来ていない自治体は、有事でも何も出来ないニャ。当たり前のことだニャ。
津山市では、新型コロナウイルス関連の情報も、全てトップ画面の「お知らせ」に、案内文面も含め掲載しているから、知りたい情報が一目瞭然。「お知らせ」の下は、一文だけの新着情報が掲載されている。大事な情報をわかりやすく丁寧に伝える「お知らせ」と、新しい情報を、どんどん伝える「新着情報」の2つのパターンを使い分けている。
シンプルだけど、非常にわかりやすい。市民目線でサイトを作っているニャ。
サイトの左サイド上部に、災害関連の情報をまとめているけど、いざという時に、ここを見れば災害情報がわかるようになっている。津山市のホームページを訪問した市民は、何気に、この「いざという時に」を目にするから、なんとなく頭に残って、有事のときは、ここを見ればよいというのが理解できると思う。
辛口ウオッチドッグ記者が珍しく感心したので、他自治体だけど、津山市議会事務局に取材したよ。
どうだったの?
ユーチューブは、市議会事務局の職員が、本会議終了のその日の内に、編集してアップしているんだって。外部に依頼すると、時間がかかるし、お金もかかるので、自分たちでやっていると。「簡単な知識があれば、誰でもできます」とも言っていた。予算の都合上、市議会の独自ホームページがないから、知恵を絞って工夫しているみたいだね。
熱心だニャ。
「本会議をユーチューブで配信している自治体は珍しくないのでは?」と反対に聞かれたので、「地方自治体で、本会議をその日の内に、ユーチューブに、アップしているところは、意外と少ないですよ。それも市ホームページのトップ画面にも本会議中継の映像をリンクしているところは珍しい。わかりやすい発信方法です」と伝えたさ。先方は、「手作り感だけのホームページです」と恐縮していた。
それで、結局、ウオッチドッグ記者は、昨日の大津市議会の本会議を視聴しなかったの?
いじくっていたら、開始から5分後に見れた。ちょうど、湖誠会の代表で、幹事長の津田新三市議が、話していたところだった。津田市議といえば、以前、電話取材したことがある。
これね。
↓2018年12月11日付・ウオッチドッグ
【記者レポート】議員の仕事って何?/津田市議(自民)とのやりとり/ウオッチ市議会№2
2月21日の2回目の議会運営委員会終了後、ウオッチドッグ記者が、「津田さーん」と声をかけ、津田市議も「オオッ」と言いながら、近づいてきたので、お互いに握手して、久しぶりにプチ取材もした。
感想は?
以前も今回も、津田市議とのやりとりには、不快感はなかった。説明しようとする真摯な対応がみられた。ただ、いつもながら、認識ズレが大きいと思った。
本会議での津田市議の代表質問はどんな感じだったのかニャ?
ズレまくりの極致だね。そして、佐藤健司市長と湖誠会の密な関係性が露わに出ていて、こちらについては、視聴していて気持ち悪くなった。
代表質問を全部、視聴したの?
そんな時間なし。来週中には、録画映像が視聴できるようになるって。各市議らの質問から、重点問題をピックアップして視聴するつもり。
佐藤市長と湖誠会のラブラブで、ズレまくりの代表質問の記事は、それまでおあずけ?
ウオッチドッグ記者が、ざっと見て感じたことだったら、この続きですぐ書けるよ。
楽しみだニャ。