6月17日から始まった琵琶湖市民清掃が、第3週目の7月15日に終了した。琵琶湖市民清掃のごみ収集・運搬については、過去からさまざまな問題が指摘されてきた。そんな渦中、所管する大津市廃棄物減量推進課が不可解な対応をしていたことが、ウオッチドッグの調査でわかった。
謝礼金を支払い、無許可業者らへごみ収集を依頼する行為は、廃棄物処理法違反の疑いがあると、2015年に大津WEB新報が報道。琵琶湖市民清掃のごみ収集・運搬費として、大津市が4業者へ随意契約金として支払った約1,994万円は、一般競争入札を義務付けている地方自治法に違反するとして、2017年に大津市を相手取って市民が裁判を起こすなど、疑問の声が出ていた。
不自然な対応①:HPへの掲載遅れる
大津市が4業者と随意契約を締結したのは、市民清掃が始まる前の6月17日だが、ホームページに掲載したのは6月29日になってから。なぜ、掲載が遅れたかについて、廃棄物減量推進課は、明確な説明をしていない。
不自然な対応②:委託業務の名称変更
琵琶湖市民清掃のごみ収集・運搬の委託業務について、名称を変えていたこともわかった。2017年度は「琵琶湖市民清掃ごみ収集運搬業務委託」となっているが、2018年度は「一般廃棄物及び土砂収集運搬業務」と変更した。一見して、琵琶湖市民清掃のごみ収集なのかわからない形を装っている。
↓大津市廃棄物減量推進課/随意契約締結結果一覧
http://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/030/1703/g/nyu_kei/1390350275407.html