シリーズ「逃げた監査委員」の第4弾は、監査委員が監査結果の中でスルーした、「収集の必要がない長尺物を加えた」という部分です。
シリーズ「逃げた監査委員」では、琵琶湖市民清掃のごみ収集運搬の随意契約に関する住民監査請求の中で、大津市の監査委員が意図的に判断を避けた部分を丁寧に指摘していきます。
市民らは「長尺物は本来、収集の対象外なのに回収されているのは問題だ」と主張していますが、監査委員は監査結果の中で、具体的な主張の根拠の大部分を取り上げず、無視した状態になっています。
1
2021年度パッカー車を6台稼働させて、収集した長尺物は810kg。大津市はその収集運搬に、約200万円の委託金を外部業者へ支払っていること。
データを出して証拠資料も添付しているのにスルー。
2
竹、木は本来の所有者があり、財物でもあるので基本的にはその所有者の了解が必要(民法233条)で、一般には市民清掃の対象にしないこと。すなわち、市民清掃では長尺物は回収する必要性はないこと。
琵琶湖市民清掃では、どこの竹、木を切って収集しているのでしょうか?
3
2016年度の琵琶湖市民清掃の随意契約金を確認すると、「長尺物」は含まれていない。算出根拠不明で、収集の必要のない項目をわざわざ加えた契約内容になっていること。
2016年になかった項目を、現在、加えている不可解さ。