ウオッチドッグは、公文書の重要性を読者の皆様と共有したいと思い、新たなコーナー「公文書」を始めます。ウオッチドッグは従来、情報公開請求をして開示された文書を基に取材し、記事にして、報道してきました。それに加え今後は、どのような公文書を開示請求したか、その段階から極力お伝えするようにします。国内のメディアでは初めての試みかもしれません。

例えば、大津市の情報公開条例は、申請があった日から15日以内に公開の決定をしなければならない、と定めています(第12条)。

今回の情報公開請求は、5月10日に越直美市長がウオッチドッグ記者とのやりとりで話した、「利害関係者と宴会した場合の市職員の届け出」です。届け出は、大津市職員倫理条例に関係するものです。

宴会出席者は、本当に届け出をしたのかどうか、越市長が説明した内容が本当かどうかを調査します。

5月16日に、大津市へ情報公開請求した内容は、下記の通りです。
「平成30年5月10日に、利害関係者の大津市自治連合会の総会後の宴会に参加した市職員が、任命権者に提出した届出書(大津市職員倫理条例に基づいたもの)」

どんな結果になるかは、開示されてからのお楽しみです。今月末には結果が分かります。

↓参照記事:「届け出をすれば問題なし」と越市長/利害関係者の自治連との宴会/記者との一問一答/ウオッチ大津№29
https://watchdog-journalism.com/otsu29