大津市人事課によると、大津市職員の4人目の新型コロナウイルス感染者は、本館4階西側の建設部の職員という。4月17日から、同じ所属課の職員35人を自宅待機にしている。しかし、同じ4階西側フロアでは消毒後は、職員約100人が業務を続行する予定だという。17日は電話応対だけにする。

市庁舎内では、本館3階西側にある都市計画部の職員3人の感染が既に判明し、同じフロアの職員約120人は既に自宅待機になっている。最初の感染者が確定した4月11日(土)に、人事課は、「消毒したので、業務は通常通り、13日(月)から行います」とお知らせしていた。しかし、13日になると、新たに1人感染者が出たことで、急きょ14日(火)から職員100人を、15日(水)には、残り20人を合わせた120人を自宅待機にした。大津市の対応は、二転三転している。

人事課によると、建設部では、PCR検査を受けている職員が他にも2〜3人いるという。検査結果を待っている状態だという。

市職員4人目の感染者の行動歴が、滋賀県ホームページで明らかになっている。
それによると、この職員は4月3日に「倦怠感(あり)」となっているが、15日までの行動歴が示されていない。人事課はウオッチドッグの取材に対し、「6日から10日まで出勤。週末の11日と12日は休日、13日から14日までは、自主的に休みをとった」と説明している。

↓大津市の人事課からの「4例目感染者」のお知らせが、4月16日に掲載されたが、市ホームページのトップ画面「大事なお知らせ」では、スクロールしないと見えない位置にあった。(いつも、確認しているウオッチドッグ記者でさえ、気付かなかった。) また、より緊急性が高い情報を伝える「緊急情報」には掲載されていなかった。

↓大津市役所本館4階の図面

↓職員4人目の感染に関する事課のお知らせが、4月17日午前9時の時点でも、「新型コロナウイルス感染症関連情報」の重要なお知らせに掲載されていなかった。人事課も気づいていなかった。それぞれの課の役割が明確でなく、連携がとれていない。

ウオッチドッグの指摘後の17日午前9時24分に、「大事なお知らせ」の掲載順番の修正と、「緊急情報」が更新された。

↓滋賀県ホームページから。