大津市民が新型コロナウイルス感染症について、相談、受診した後、どのような流れで検査を受けられるのか。ウオッチドッグは、市作成のフロー図を元に、市保健所や市健康保険部の新型コロナウイルス対策室(4月20日設置)に取材し、市民に必要な情報を加えて、独自にフロー図を作成した。
大津市医師会が運営するドライブスルー方式の検査センターの場所を、市は非公開としている。常駐する医師などはいないという。予約により、日時が確定し、検査する人員が派遣されて検査を行う仕組みとなっている。
「医師会員がいる医療機関で、ドライブスルー方式の検査に行ったほうがよいと判別され予約した場合、検査にいたるまでどれぐらいかかるのか?」という質問に、市保健所の職員は「当日は無理だが、現時点では、翌日以降なら可能と聞いている」と説明している。
医師会員がいない医療機関で受診した場合は、どうなるのか。新型コロナ対策室の職員によると、検査が必要と医師が判別した場合、帰国者・相談センターに繋げるという。
市は5月末に「検査体制」フロー図を公表した。大津市医師会が運営しているドライブスルー方式の「検査センター」で、唾液によるPCR検査を受けることができることが示されている。しかし、医師会員の医師がいない医療機関で受診した場合のケースが記載されていないなど、わかりにくいものとなっている。
ウオッチドッグは、相談・検査の流れがわかる図を、市民目線で作り直してみた。大津市民の相談・検査体制は、下記のような流れとなる。
↓大津市健康保険部 新型コロナウイルス対策室が作成した「検査体制 フロー図」。
市作成のフロー図を元に、取材でわかった情報を加え、上記の独自フロー図を作成した。