大津市自治連合会が5月10日、琵琶湖ホテルで、総会後、大津市の越直美市長や各部の部長らを招待し、宴会を開いた。午後6時から2時間で、会費は一人8000円。宴会の受付では、大津市自治連合会を所管する自治協働課の職員や、市民部の政策監らが入念に下準備をしていた。終了後の午後8時15分から30分頃には、井上佳子市民部長が、各学区の自治連合会長ら一人ひとりと談笑し、深々とお辞儀をして見送る姿もあった。
井上部長がウオッチドッグの単独取材に応じ、「宴会が特に問題とは思わない」「何が問題かわからない」との持論を展開した。井上部長と記者との一問一答は以下の通り。
自治連との宴会ですよね。
それが何か?
利害関係者との宴会は、問題ではないですか? 大津市から自治連へ補助金を出してますよね?
宴会が特に問題とは思いません。
一般の市民は、市民部長が利害関係者と宴会をしてお見送りをするこの様子を見たら、違和感を覚えるのでは?
さよならの挨拶をするのがおかしいですか?
しかし、主催は大津市自治連合会ですよね。主催者側が、来賓を送りだすのが一般的では? 大津市が自治連合会長を見送りしているのは、どう見ても違和感があります。
挨拶ですよ。誰でもしますよね。
部長はこの状態を問題ないという認識ですか?
何が問題なのかわかりません。
特定の任意団体と、毎年、宴会を繰り返すのは問題ではないですか?
自治連合会だけではないです。
えっ。では、他はどこですか?
・・・・。
井上部長は、記者の質問に答えることなく、無言のまま、エスカレーターで立ち去った。
<インタビューを終えて>
取材に対して、市民部長はかなり気色ばんだ様子だった。単なる挨拶だと力説するところが印象的だった。