大津市が市民センター統廃合の反対署名の受け取りを拒否した問題で、市民部政策監が6月4日、中央学区自治連合会長の自宅を訪ね、「拒否ではなく見合わせ」と強弁し、謝罪しなかったことを京都新聞が報じた。
京都新聞の報道によると、市側が「拒否ではない」と述べたことに対して中央学区自治連合会長が反発、「拒否だということは市民部長に当日3度確認した。多くの同行者や市議も見ている。住民の思いを踏みにじったことや違法行為への謝罪がないのは残念」と話し、その場での署名提出を見送ったとしている。
3学区の自治連合会長は5月21日に秘書課を訪れ、住民の署名を提出しようとしたが、市民部長に受け取りを拒否され、2時間の押し問答があったことは、現場に立ち会った各報道機関が、それぞれ報道している。多数の目撃者がいて、受け取らなかったという事実があるにも関わらず、大津市は「拒否ではない」とし、謝罪していないという。
さらに京都新聞は、中央学区と同じように反対署名の受け取りを拒否された青山学区と瀬田南学区の両自治連合会長の自宅には、大津市は訪問しなかったと報じている。
↓2018年6月5日付京都新聞の報道「拒否ではなく見合わせ」