大津市は7月12日、新型コロナウイルスワクチン接種で、接種が受けられる場所についての情報を更新した。ウオッチドッグでは、市ホームページから、必要最小限な情報を抜き出してまとめた。個別接種は合計63カ所あり、集団接種は琵琶湖グランドホテルなど4会場となっている。
市によると、個別接種が可能な医療機関は大きく2つに分かれる。1つは、かかりつけ患者と一般の方を対象とした41の医療機関。このうち30の医療機関は、ワクチンコールセンターとWEB予約で受け付ける。残りの11の医療機関は、該当する各医療機関で予約を受ける。もう1つは、かかりつけ患者だけを対象とした22の医療機関。いずれも該当する各医療機関で予約を受け付ける。
しかし、年齢制限などは個々の医療機関に委ねられており、市は個別の情報を明らかにしていない。希望する市民が問い合わせるしか、現時点では方法がない。また、「かかりつけ患者」であれば必ず予約を入れることができるわけではない。予定を上回る申し込みがあった場合、早い者順か、抽選なのかも明らかにされていない。
一方、集団接種という選択肢もある。こちらも事前の予約が必要。4会場が用意されている。琵琶湖グランドホテル(雄琴)、大津市ふれあいプラザ(浜大津)、ピアザ淡海(におの浜)、瀬田公園体育館(一里山)で、最寄り駅、行き方が市ホームページに掲載されている。
対象者と予約開始日
【個別接種】
市は、医療機関における個別接種の対象者や予約方法を、各医療機関の判断に任せているとしている。対象となる年齢などは、市は個々の医療機関に関する情報を明らかにしておらず、問い合わせるしか方法はない。
【集団接種】
7月12日から集団接種のワクチン予約ができるのは、基礎疾患を有する人(16歳~64歳)と高齢者施設等の従事者、60歳代の人となっている。65歳以上も引き続き予約を受け付けている。
40〜50歳代は8月20日から、30歳代以下は9月以降に予約受け付けを始める予定。
【どちらを選ぶか?】
個別接種の運営が各医療機関に任せられているため、一律に判断することができない状態になっている。例えば、40〜50歳代の集団接種の予約受け付けは8月20日になっている。つまり、それより早く受けることはできない。しかし、個別接種の場合、医療機関によっては「空き」さえあれば、予約を受け付ける場合が想定されており、集団接種よりも早くワクチン接種を受けられる可能性がある。