大津市自治連合会は昨年度も、琵琶湖ホテルなどの高級ホテルで会合を複数回開き、会場代として1年間に合計55万円をホテル側へ支払っていたことがわかった。大津市から多額の補助金を受け取りながら、無用な支出を繰り返す団体の懲りない実態が浮き彫りになった。

市自治連合会は、大津市から受け取る毎年300万円の運営補助金と、36学区自治連合会が納めた会費(1学区45,000円)162万円と、大津市社会福祉協議会からの助成金36万円などで運営されている。自らの事業収入は一切ない。

2017年度の大津市自治連合会の実績報告書を、ウオッチドッグが情報公開条例に基づき請求したところ、開示された。それによると、2017年度は琵琶湖ホテルへ、約48万円を支払っているが、その中に、台風のための懇談会キャンセル料13.5万円(1人3,000円で45人分)も含まれている。琵琶湖グランドホテルには、約7万円を会場の賃借料として支出していた。両ホテルの会場代は計552,460円に上る。

2017年度の大津市自治連合会長は、坂本学区自治連合会長の谷正男会長が務めている。

支払日 支払先 金額 用途
2017年5月25日 京阪ホテル&リゾーツ 114,844 定例会、総会
2017年7月20日 京阪ホテル&リゾーツ 35,640 定例会
2017年7月20日 京阪ホテル&リゾーツ 35,640 研修会場
2017年7月20日 京阪ホテル&リゾーツ 135,000 懇談会キャンセル料(45人分)
2017年10月12日 琵琶湖グランドホテル 16,200 定例会
2017年11月17日 京阪ホテル&リゾーツ 161,136 記念式典
2018年3月28日 琵琶湖グランドホテル 54,000 定例会

↓2017年度大津市自治連合会の実績報告書/ホテルの使用料及び賃借料