滋賀県内の新型コロナウイルス感染症の4月27日現在の状況を、県ホームページの情報を基に、お知らせします。また、21日に行われた第12回の県対策本部の会議で配布された資料の中で、「滋賀県COVID-19災害コントロールセンター」のイメージ図を紹介します。「コントロールセンター」は、限られた医療資源の有効活用を図り、医療崩壊を防ぐため、県危機管理センター災害対策室に8日、設置されています

27日時点で、新型コロナ感染症で、入院中51人、入院予定者3人、宿泊療養者は10人。
確保している県内の病床数は、104床となっています。

↓2020年4月27日の滋賀県ホームページより

↓2020年4月21日・第12回滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部の会議資料
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5173926.pdf

この中から、入院医療提供体制とコントロールセンターの資料だけ抜き出しました。

◆県対策本部の資料によると、4月20日時点の人工呼吸器の保有数は158台。最重症患者に用いるECMO(人口心肺システム)は15台です。入院医療提供体制構築のイメージについては、すでに、ウオッチ滋賀№41で紹介していますので、省略します。

◆「滋賀県COVID-19災害コントロールセンター」イメージ図の流れは、下記の通り。

・受入病院が、クラウドサービスを利用し、空き室情報や、医療資器材などの情報を定期的に入力する。
・クラウドサービスの情報を、コントロールセンター内の関係者間で共有する。
・医療機関などから、コントロールセンターへ「調査依頼」がきたら、コントロールセンターは、クラウド情報を基に、受入病院へ「患者受け入れ依頼」をかける。
・コントロールセンターは、「民間救急、ドクターカー、消防救急車」などに、患者の搬送依頼をする。
・「民間救急や、ドクターカー、消防救急車」は、医療機関などから、受け入れ病院まで患者を搬送する