滋賀県は4月27日、第13回の新型コロナウイルス感染症対策本部の会議を開きました。県ホームページに掲載された資料から、県民の関心が高い項目を抜き出し、県が目指す今後の取り組みを解説します。

県健康福祉部「感染動向」のまとめによりますと…
・潜在的な市中感染者数は増えていない。
・感染経路が分からない感染者は、減少している。
・PCR検査の陽性率は低下している。
・草津保健所、大津保健所のクラスター事例は、継続的な観察が必要。
・病床の追加により、病床数には余裕がある。
・宿泊施設における患者受け入れを始めたので、状態に応じた適切な患者管理ができるようになった。
・(外出の自粛など)県民の行動が変わったことが分かる。
・対策は、継続かつ強化することが必要。
・ゴールデンウイークは、各人が自宅で過ごすことが重要。
・他府県からの流入を控えてもらうことが重要。

↓滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部 第13回会議資料
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5174499.pdf

avatar
滋賀県民が、ここまで自粛で頑張った成果が出ています。しかし、ここで気を抜いたら元の木阿弥。資料では、対策を継続し、ゴールデンウイークは自宅で過ごすことが重要としています。
avatar
オレンジ色の部分は、経路が判明している感染者数のこと。経路不明者は、減ってきています。今後の動向に注視していく必要があります。
avatar
4月21日から26日まで、滋賀県緊急事態措置コールセンターに寄せられた業種では、飲食店からの相談が一番多かったようです。内容としては、休業要請、臨時支援金に対する相談が多いです。
avatar
感染して入院したら、残された家族(子ども、高齢者、障害者など)がどうなるのでしょう? 県民の関心が高い部分と思いますが、県資料では「環境の整備を進める」としか書かれていません。県担当者への取材によりますと、最終調整に入っているので、確定次第、お知らせしますとのこと。県が、残された家族を全面支援するそうです。念を押して確認をとりました。「放置はしません」とのことです。
avatar
重症患者用の人口呼吸器、体外式腹膜人口肺(ECMO)等の設備をした病院に対して補助金を出し、県立病院では、簡易陰圧装置、人口呼吸器等の資機材を整備するということです。ぜひ、医療資機材を増やしてください。
avatar
インターネット授業を行うため、県立学校にWEBカメラやマイクの配備は、補正予算が成立した後、進めていくとしています。県教育委員会が一括で購入して、各学校へ配分するとのこと。ICTを活用しインターネットを通じた授業動画については、それぞれの学校が、ユーチューブを使った配信など、独自取り組みを始めているそうです。学校により、やっていることが違うとのことです。
avatar
4月補正予算で、福祉施設や、保育園、幼稚園などへ、マスクなどの衛生用品が確保できるよう支援するそうです。
avatar
売上高が減少している中小企業等が、民間金融機関から実質無利子(当初3年間)・無担保で借入ができるように、県制度の融資に新たな資金を創設するようです。5月開始予定とのこと。
avatar
雇用の維持と確保に向けては、WEB合同企業説明会というマッチング機会の開催を予定しているようです。就職活動の学生らに、積極的にお知らせしてほしいですね。
avatar
給食などの食品ロス対策では、不要となった未利用食品の引き取るようですが、福祉施設だけでなく、子ども食堂、1人親家庭へ配るなど、幅広く支援してほしいです。
avatar
ウオッチドッグが解説した事業は、一部です。県対策本部の会議資料には、その他、いろいろな事業構想が書いてました。興味のある方は、滋賀県ホームページのトップ画面「会議開催等」から、詳細をご確認下さい。

↓滋賀県ホームページ
https://www.pref.shiga.lg.jp/