滋賀県は、2020年4月7日の「新型コロナウイルス感染症対策本部」の中で、県内で感染が拡大した場合、入院の病床を2,000床まで増やす計画を構想していることを明らかにした。

現在は、新型コロナウイルス感染症の患者を県内7カ所の感染症指定病院(計34床)で受け入れているが、感染拡大が続いた場合、5月上旬に、さらに100床、6月上旬には、もう350床増やす。ピークを想定した8月上旬には、1,600床を追加する案を対策本部会議で協議した。

↓県HPの資料を元に、ウオッチドッグデスクが、わかりやすく図にまとめた

https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kenkouiryouhukushi/yakuzi/310454.html

↓滋賀県新型コロナウイルス感染症対策協議会(県専門家会議)/配布資料の一部

ただし、高度な医療を提供する医療機関の滋賀医科大学付属病院大津赤十字病院は、新型コロナウイルス感染症の患者は、受け入れない。

さらに、救急医療センターは、救急医療の観点から、新型コロナウイルス感染症の患者(重症除く)を受け入れないという。

また、患者の受け入れと搬送の調整を一元化して行うコントロールセンター(仮称)の設置も提案している。県医療政策課が、コントロールセンターを所管する予定という。

病床の確保が難しいときも想定し、無症状者や軽症者の宿泊施設を確保する準備も併せて進めるとしている。