滋賀県は7月31日、第20回新型コロナウイルス感染症対策本部を開いた。会議の中で、「病床・宿泊療養施設 確保タイミングと計画体制」を打ち出した。感染拡大に備え、入院患者数を目安にし、その2−3倍の受け入れ人数を、病床と宿泊料用施設(ホテル)で用意する方針を示している。

入院患者数が70人を超えた場合、現在140ある病床を210床まで増床を要請するとしている。その場合、療養施設となるホテルの部屋も、50室開設するとしている。それから15日後に、入院患者数が130人超えると想定し、さらに80床増床して計290床に、ホテルも新たに60室増を要請し、計110室確保し、合計400人分の受け入れ態勢を整える。

その後20日後には、入院患者数が330人超えると想定。さらに160床増床して計450床にして、ホテルも140室増やし、計250室確保を要請し、合計700人分とする。その時点の最大推計患者数は660人を想定している。

実施のタイミング 入院患者数 病床数 ホテル① ホテル② 合計
X日後 70人超 210床 50室 0室 260人分
Xから15日後 130人超 290床 50室 60室 400人分
Xから35日後 330人超 450床 50室 200室 700人分

↓2020年7月31日の滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部の会議資料から

滋賀県ホームページ(8月1日時点のデータ)によると、陽性者数が53人で、入院が48人、入院予定が1人、宿泊療養が4人となっている。退院数が、125人となっているが、これまでの累計数なので、第1波を100人とすると、第2波では、26人が既に退院している。(※第1波の退院数が99人でしたので、8月3日22時40分に25人を26人に修正しました)

↓滋賀県ホームページから/2020年8月1日時点「PCR検査結果」と、「病床数・宿泊療養部屋数」のデータ

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第1波の時より、入院患者は、若い人が多いので、退院ペースが速いと感じますが、入院期間のデータが公表されていないので、詳細の検証ができません。県対策本部の資料では、7月30日時点で入院患者は、重症2人、中等症2人、軽症50人でした。ご快復をお祈り申し上げます。

↓2020年7月31日の滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部の会議資料から