ウオッチキャットです。
ぐっすり眠っているところをウオッチドッグ記者に起こされました。
なんでも、わたくしに、ウオッチドッグデスクの小黒純さんが書いた本の紹介をしてくれとのこと。ウオッチドッグ記者は、取材で手がいっぱいなので、「ネコの手も借りたい」ということらしい。
ウオッチキャットは、ウオッチドッグデスクには何の義理もないので、「そんな面倒なことは嫌だ」と駄々ネコしたのですが、滋賀県が誇る「近江牛」をちらつかされて、ついつい引き受けてしまいました。美味しいものには、にゃんこの目になってしまう弱点があります。
どんな本かと思いきや、2011年に発行した「権力vs調査報道」というガチガチに硬派な本でした。なんでも、北海道新聞社で北海道警察の裏金問題を手掛けた高田昌幸元記者とウオッチドッグデスクの小黒純さんが、著名な調査報道に携わった記者たちへインタビューした本のようです。
ウオッチドッグデスクがどうして、この本を出版したのか?好奇心の塊のウオッチキャットは、ウオッチドッグデスクに聞いてみました。
「この本を発行しようと思ったきっかけは何ですか?」
「名だたる調査報道の端緒は何だったのか? どのような取材を行ったのか? どんな困難があったのか? こうしたことを明らかにしたかった。調査報道の担い手自身が語ることはそれまでほとんどありませんでした。共著者の高田さんから相談があり、一緒にやってみることにしました」
「調査報道の記者たちへインタビューをして感じたことを教えて下さい」
「テーマへの熱い思いがありました。何としてでも権力に迫り、不正や間違ったことを明らかにしたいという強い気持ちが、いずれのケースでも根底にありました。取材の場面では、それぞれの記者の持ち味がいかされていると感じました」
「本のみどころは何ですか?」
「読者によってまちまちじゃないでしょうか。感じ方はまちまちでいいと思っています」
「なるほど、なるほど。ありがとうございました」
ウオッチキャットは、ウオッチドッグデスクにインタビューして、どんな本か少し興味がわいてきました。「権力vs調査報道」では、4つの事件にスポットをあてています。
ウオッチキャットは、ネコ視点で4つの事件の調査報道を紹介します。
~次回へつづく~