ウオッチキャットは、11月7日付各報道機関の呼吸器事件のニュースで、滋賀県警の「コメントを差し控える」の文字を読んで、怒りで尻尾を逆立てた。ウオッチドッグは、11月11日付で報道した。
滋賀県東近江市で2003年に起きた人工呼吸器事件で、滋賀県警が、元看護助手の西山美香さん(39)に有利となる証拠が含まれた「捜査報告書」を、約15年間も隠し続け、2019年7月になってようやく検察に提出していたことを、11月7日付で報道機関各社が一斉に報道した。西山さんは、滋賀県警から自白を誘導され、作成された「自供書」を基に有罪判決を受け、12年間にわたり服役させられていたことになる。西山さんは再審で近く、無罪となる見通しだが、失われた年月は戻らない。滋賀県警は、報道機関の取材に対し「コメントを差し控える」としている。
11月11日付・ウオッチドッグ
https://watchdog-journalism.com/shiga36
↓2019年6月6日付・京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/8027
↓2019年2月9日付・京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/3417
https://www.pref.shiga.lg.jp/police/soudan/303140/104661.html
【警察法第79条に基づく苦情申し出制度】
各都道府県警察を管轄する公安委員会に対して、取り調べのみならず警察活動全般についての苦情を申し出ることができる。
https://www.pref.shiga.lg.jp/koan/kujou/
原則として、公安委員会は申し出に対して、調査の実施と結果の通知の義務が生じる。
「被疑者取り調べ適正化のための監督に関する制度に基づく苦情調査」というものがあるようで、「取り調べ監督制度」について、京都新聞が、2019年10月9日付で報道していた。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/27267