大津市役所で4例目の市職員の感染が16日に明らかになったが、大津市ホームページに、その情報は掲載されていない。滋賀県ホームページは情報を掲載している。大津市は県内18市町と違い中核市なので、大津保健所の業務を担っている。それなのに、市内の感染者についての情報発信を、県任せにしている。佐藤健司市長は市民に何のメッセージも対策も発信していない。

既に市職員3人の感染が確認され、市庁舎の本館3階西フロアが閉鎖するなど、クラスター発生が疑われる事態となっている。市庁舎には多くの市民が訪れる。感染拡大防止のためには、これまでの3例と合わせ、4例目についても、感染に至った詳細な経過や行動歴など、素早く情報を公開する必要がある。

市全体の取り組みを見える形で、わかりやすく市民に知らせ、安心感を与えるのが、自治体としての責務だ。

市職員間で、感染の連鎖が起きているような状態でも、沈黙を続ける佐藤市長の無責任ぶりは、他自治体と比較しても飛び抜けている。

↓大津市ホームページから/中核市の事務

↓2020年4月16日の大津市ホームページ・トップ画面/前日の15日から変化なし

↓4月16日の大津市ホームページ/新型コロナウイルス感染症関連情報
※ウオッチドッグの記事(ウオッチ大津№174)が問題を指摘したためなのか、4月8日の市長メッセージと、10日の県知事メッセージを重要なお知らせから削除していた。市職員4例目感染のお知らせなし。

↓滋賀県ホームページ/57例目として、市職員と思われる感染者情報をお知らせしている

↓滋賀県ホームページ/県が所管する保健所は、草津、甲賀、東近江、彦根、長浜、高島