国会議員の文書通信交通滞在費を「調査研究広報活動費」へ名称を変える法案が4月15日、国会で可決された。月100万円の渡切りと使途非公開は、従来通りのままだ。「日割り支給」を打ち出し、改善するかのように見せかけながら、何にでも使えるような名称に変更して、使途拡大を目論んだと言える。
衆院事務局によると、14日に議員運営委員会の委員長により「改正法案」の提出があり、同日に衆議院で、翌15日に参院で可決したという。
↓衆議院ホームページ/「議案審議経過情報」より
↓使途の目的を「公の書類を発送し及び公の通信をなす等」から、「国政に関する調査研究、広報、国民との交流、滞在等の行う」形に変更した。さらに、名称を「文書通信交通滞在費」から、「調査研究広報活動費」に変更した。