大津市の佐藤健司市長の公務日程によると、3月になっても記者会見の予定が入っていない。広報課も秘書課も、「定例記者会見の予定はない。いつになるか未定」と話している。会見を主催する市政記者クラブの動きも鈍い。ホームページ上の市長自らのメッセージは、1月の市長就任直後の1つだけ。市民に対して本人自らが政治姿勢を示そうとしない異常事態が続いている。
世界的に新型コロナウイルス感染拡大に関するニュースが連日報道され、各自治体のトップらは、様々な対策やメッセージを発信しているが、佐藤市長だけはずっと沈黙を続けている。
大津市ホームページ「大津市長の部屋」の情報もほぼゼロだ。佐藤市長は就任直後、「夢があふれる大津」、「市民のみなさまが主役の市政をすすめます」と、短いメッセージを1本掲載しただけ。それが唯一の発信で、HPの「大津市長の部屋」は空き部屋に近い状態になっている。
公表されている「公務日程」も、市議会の「本会議」や「庁内執務」など、1日1行がほとんど。週末は予定の記載がない日もある。佐藤市長は日々、どのような仕事をしているのか、情報発信は極端に限定されている。「主役」の市民へ説明する姿勢は全くみられない。
定例記者会見は表面上、大津市政記者クラブが主催となっているが、実際は広報課が日程のお膳立てをしてきた。市政記者クラブ側には、会見開催を強く要望する動きはない。3月の幹事社は、中日新聞とNHKという。
↓大津市ホームページ/大津市長の「公務日程3月分」
↓大津市ホームページ/大津市長の部屋