大津市内の3学区の自治連合会長が5月21日、市民センター統廃合の反対署名を大津市へ提出しようとしたが、市職員に受け取りを拒否されたと、5月22日付の京都新聞など各紙が報道した。市民が要望した署名は青山、瀬田南、中央の3学区で集めた、約1万5千筆に上る。大津市は受け取り拒否の理由について、学区自治連合会を束ねる大津市自治連合会から要請を受けたためだと説明しているという。

市職員らの話によると、3学区の自治連合会長は、大津市へ事前の連絡もせず、メディアを引き連れて、署名提出のために秘書課を訪れた。そのため急きょ、市民部長が対応したという。自治協働課の課長も、秘書課から連絡が入り、途中から参加したと話している。

ウオッチドッグはこれまで、越直美市長への単独インタビューを含め、この問題を報じてきている(ウオッチ大津NO16など)。一連の動きと報道の詳細は以下の通り。

2017年 11月 大津市が市民センター統廃合の素案を提示
2018年  1月 中央学区自治連が市民センター統廃合に反対する署名集め
     2月 青山学区自治連が市民センター統廃合に反対する署名集め
   2月16日 越直美市長が記者会見で「学区単位の署名は受け取らない」「大津市自治連合会の要請」と発言
   3月22日 各学区が集めた署名が提出されていないことをウオッチドッグがスクープ
   4月14日 学区自治連会長の1人が、集めた署名を大津市に提出していないことを認める
   5月10日 大津市自治連合会と越市長ら大津市幹部とが琵琶湖ホテルで大宴会
   5月21日 3学区の自治連合会長(中央、青山、瀬田南)が1.5万人の署名を提出しようとしたが、大津市が受け取り拒否
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