ウオッチドッグは、6月7日に、大津市総務部人事課へ、「5月10日の大津市自治連合会との宴会参加について」という件名で、問い合わせメールをした。人事課は、大津市自治連合会が主催の夜の酒宴に市長や部長ら市幹部16人が参加するのは、「必要最小限の範囲内であると考えております」と答えた。酒宴の目的は、「行政を執行する上で必要な意見交換や情報収集であると考えております」とも答えた。

ウオッチドッグの問い合わせ内容をそのまま転記する。

「総務部長が、5月10日に琵琶湖ホテルで開催された大津市自治連合会との宴会に、市職員16人が参加したのは、「公務である」と位置づけされているということを、市職員の方経由で確認させていただきました。

「宴会は公務」という部長の発言を受け、ウオッチドッグとしては、総務部長へ下記の質問をさせていただきます。
1.なぜ、昼間の会議ではなく、夜の酒宴に出席しなければならないのか?
2.目的は何なのか?
3.なぜ、多数が出席する必要があるのか?
4.なぜ、職員が自腹なのか?
4つの質問にそれぞれお答えいただきたく、よろしくお願いします。

この質問をしてから6日後の6月13日に、人事課より回答が届いた。人事課の回答をそのまま転記する。

平成30年6月7日にホームページからお問合せいただきました、
表題の件につきまして、下記のとおり回答いたします。

質問1 
 なぜ昼間の会議ではなく、夜の酒宴に出席しなければならないのか?
回答1
平成30年5月10日に開催された大津市自治連合会との懇談会については、大津市自治連合会が主催し、本市職員が開催の案内を受けたものであります。
利害関係団体等主催の宴席を伴う懇談会等のうち、不特定多数の団体、関係者を対象とする等公開性の高い懇談会等への出席については、出席に係る費用を職員が自己負担することを原則とし、必要最小限の範囲で認めております。
平成30年5月10日に開催された大津市自治連合会との懇談会への出席については、必要最小限の範囲内であると考えております。

質問2
目的は何なのか?
回答2
 行政を執行する上で必要な意見交換や情報収集であると考えております。

質問3
なぜ多数が出席する必要があるのか?
回答3
大津市自治連合会が主催し、本市職員が開催の案内を受けたものであり、必要最小限の範囲内であると考えております。

質問4
 なぜ、職員が自腹なのか?
回答4
大津市職員倫理条例第7条第1項第6号により、一般職員が利害関係者から供応接待を受けることは禁止されております。
ただし、自己負担の場合は、原則的に利害関係者と共に飲食することが認められており、その場合において飲食に要する費用が6,000円を超えるときは、事前に届け出る必要があることとしております。