元農水相の岩永峯一氏(77)が理事長を務め、観光ホテルを営業している一般財団法人「滋賀県青年会館」(大津市唐橋町)に対して、滋賀県が年約1,100万円相当の県有地を40年以上も無償提供していた問題で、6月5日付のウオッチドッグ(ウオッチ滋賀№24)は、2019年度県有地の利用料を「20万円」と報道しましたが、正しくは「187,241円」(四捨五入すると「19万円」)でした。また、2020年度も「40万円」ではなく、「374,482円」(同じく「37万円」)でした。お詫びして訂正します。取材経緯は以下の通りです。
6月5日のウオッチドッグの取材に対して、担当の県自然環境保全課の職員は、「2019年度は20万円、2020年度は40万円」と説明した。しかし、翌6日に、ウオッチドッグが別ルートで入手した行政財産の使用許可書には、「20万円」ではなく「187,241円」と記載されていた。そこで、県職員にあらためて確認すると「四捨五入すると、20万円でしたので」と答えた。
「四捨五入したら、19万円じゃないですか?」とウオッチドッグ記者が問うと、「正確に言うとそうです」という返答だった。
2020年度についても「40万円」と報道したが、正確には、187,241円を2倍にした「374,482円」で、四捨五入すると「37万円」だった。
やはり、公文書を突き合わせないとダメですね。担当職員の話だけを鵜呑みにしたのが間違い。ウォッチドッグ記者の大チョンボです。たかだか1万円の違いと侮るなかれ。少しでも、青年会館側が支払う利用料額を多く見せようとしたのであれば、本当に悪質。ちなみに、朝日新聞の報道も「20万円」「40万円」となっています。どうするのでしょうね?
↓ウオッチ滋賀№24(6月6日午後8時に元記事の金額を訂正しました)
「使用料徴収なら知事と話す」/岩永元大臣らが職員に”圧力”/1100万円の県有地は19万円で決着/滋賀県青年会館/ウオッチ滋賀№24