2020年を迎えました。1月12日に、大津市長選が告示となり、各社が一斉に報道しました。ウオッチキャットは、何も記事を書かずにブラブラしているウオッチドッグ記者に詰め寄りました。
いつまでブラブラしてるの？ 市長選が始まっているニャ。他社は、どんどん取材して、記事を書いているニャ。
まぁまぁ、待ちなさい。キャットさん。ウオッチドッグ記者、52歳。この冬休みに、生まれて初めて「プレステーション４」に挑戦した。「シティーズスカイライン」というソフトで、市長になって小さな街づくりをしている最中さ。「リアルな都市シミュレーション」！
ウオッチドッグ記者って、ゲームをしたことなかったんじゃないの？
エヘン。エヘン。何を言う。こうみえても、ウオッチドッグ記者の実家は、おもちゃ屋だったのだ。だから、誰よりも早く「テレビゲームの夜明け」を見てきた。1970年代に、日本で初めて発売されたテレビゲームを、新し物好きの父親がいち早く購入した。テニスで打ち合うゲームで、いたってシンプルだったけど。その後は、全くはまらず。漫画オンリー。
大昔の話だニャ。なんでまたやり始めたの？
子どもが正月のお年玉で買ったゲームソフト「 シティーズスカイライン」をテレビモニターに接続して遊んでいるのを見て、「こんな町では、住民が住みたいと思うか」と口を出したのが始まり。自分でやってみたら、けっこう面白い。
ゲームを占領された子どもさんがなんか可哀そう。
日本初のテレビゲームを堪能して、あれから40年以上経過。久々にゲーム機に触れると、進化がすごいなあと思う。浦島太郎の気分ですねぇ。
できるの？
失礼な。子どもから「昭和！昭和！」と囃し立てられながら、カーソルをいじくっているけど。機能が複雑すぎる。よくわからないから、いろんなボタンを押しまくっているよ。
出来なくて怒って、壊しちゃダメだニャ。
何を言う。ウオッチドッグ記者はゲームの中で、市長になって街づくりを進めているの。市長なので、焦らず、怒らず、全体をみながら、市民に気を使って、市政運営をしているのさ。交通の便が悪かったり、交通渋滞だったり、ごみを放置していたり、騒音問題が出たり、公共施設がなかったりしたら、人口が減ってしまうから( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
短気なウオッチドッグ記者が、市長になるという忍耐力のいるゲームをよくやっているニャ。
ゲームの中で、街を覗いて、市民が幸せそうに、生活している姿を見るとうれしくなってやりがいを感じるの。市民の幸福度をいかに上げて、住み良い街を持続させていくのか、難しいところで。街をただ広げればよいというものではなく、綿密にどこはどういう区画にして何を建てるか計画しないと、後で不必要な道路や建物を壊して再整備すると、また金がかかるΣ（・□・；）
市長さん👏
公共施設を移転すると、近隣住民が真っ赤になって怒るし。空き家が増えると、街が寂れるし。住民ニーズと正確な情報を把握して、手を打たないと、人口がいつのまにか減っていく。ゲームでは、市民にまちづくりを丸投げできないしさ。
ゲームでも人口問題は切実だけど、現実世界では、これから必ず人口が減っていくニャ。大津市の将来推計人口では、2020年から減少に転じているニャ。
これからますます魅力ある自治体に人が集まり、そうでない自治体に人が住まなくなるね。市民が、住居を選ぶ際、自治体の将来性もじっくりを見て考える時代になってきたと思う。人口減少をいかに最少に留めるか、そして魅力あるまちづくりができるのか。市長選候補者2人のマニュフェストをホームページで見比べたら面白いよ。
転換期となる大津市政を誰に任せるのか、市民1人1人が判断するための情報収集するのは大事だニャ。
いつまでも、特定の任意団体だけを特別扱いし、ズブズブ無駄金を出し、酒席の場でしか懇談できない時代錯誤なまちづくりの進め方を続けていくような自治体では、若い世代に見放されるって。ゲームの世界は、どんどん進化して洗練されてきているけど、政治の世界は、昭和のあの頃と何も変わっていないように思う。
ウオッチドッグ記者にも、もう、そろそろ、現実世界に目を向けてほしいニャ。
キャットさん、ウオッチドッグ記者は、ゲームでブラブラしていただけじゃなくて、昭和の匂い漂うローカルネタを取材してましたのよ。正月明け早々、また癇癪玉を破裂してました。調査資料がまとまったら、一気にいきますよ。何はともあれ、2020年も、ウオッチドッグを盛り上げていきましょう＼(^o^)／