【🎁あの日あの時】面談後の決意

面談から帰宅途中、ウオッチドッグ記者の癇癪玉が破裂し続けた。「とんでもない組織だ。同じことをあちらこちらでしているかもしれない」とそう確信した。

というのも、知人の女性が、地域で自治会長になった時、自治連合会の会計を透明化する動きに賛同したら、同じ地域に住む民生委員や自治連合会の関係者が、その女性を自治会館で取り囲み、恫喝まがいの言動で撤回させようとしたということを聞いていたからだ。当時、被害にあった地域の女性に電話で状況を聞いた。「怖くて怖くて。あの後、誰からの電話にも出れなくなった」と後遺症に悩んでいた。「まさか、そんなことが」と驚いたが、自分も経験して「ある、ある」と確信した。

この大津市自治連合会長との面談をきっかけに、とんでもない組織の全貌を明らかにしようと決意した。ウオッチドッグ記者の調査意欲に火がついた瞬間だった。「面白い。とことん調査してやろう」と。

ウオッチドッグ記者は、2014年当時、記者ではなかった。こういう時は、メディアの助っ人がほしいと思い、知り合いに協力を求めることにした。1人は、元新聞記者の大学教授で、現在、ウオッチドッグで、デスクを担当している小黒純氏。もう1人は、某新聞社の若手記者。それぞれに、連絡をした。

「自治連合会の資料を見せてほしいと言っただけで、大津市自治連合会長から恫喝された。大津市の対応もおかしすぎる。大津市と大津市自治連合会が怪しい。何か隠している」と伝えた。小黒デスクは、記者時代、外務省の機密費問題を情報公開制度を使い、徹底追及した経験を持っていた。大学では「情報公開制度」と「調査報道」を専門に研究している。

さて、大津市自治連合会長との面談後、求めた資料はどうなったのか。結局、総会が終了しても、大津市と大津市自治連合会は知らんぷりを決め込み、約束した資料を開示しなかった。面談前に、ウオッチドッグ記者の携帯に電話をかけ、大津市役所まで呼び出しをしておきながら、その後、安孫子会長から何の連絡も来なかった。

当時、ウオッチドッグ記者は、一市民だったが、集団で弱いものイジメを繰り返す組織とその組織の召使いに成り下がっている大津市の小役人の実態を暴いてやろうと決意した。

果たされなかった約束の後、小黒デスクと協議した。
「情報公開制度を使い、大津市と大津市自治連合会を徹底調査する」

2014年5月から、情報公開制度を使った調査が始まった。安孫子会長の「あんたは腹黒い」発言がなかったら、ウオッチドッグは誕生していなかったかもしれない。どちらが腹黒いか証拠を掴んだろうという思いが、記事を書く原動力となった。ウオッチドッグ記者が、記者としての研鑽を積み、生き生きと情報発信ができるのは、振り返れば、安孫子会長のお陰様ということになる。そこで、安孫子会長の退任を祝うことにした。

自治連の召使課として、公金飲食、♨旅行を一緒に繰り返してきた自治協働課には、この記事をコピーして、ぜひ、安孫子会長の手元まで届けていただきたい。安孫子会長へ感謝を込めて🎁。

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