大津市の佐藤健司市長は、今年1月に就任後これまで、7回の記者会見をしているが、そのうち3回分(4月21日、5月7日、5月11日)しか会見録が掲載されていない。残り4回の会見(3月30日、4月11日、4月13日、4月17日)は、いまだに会見録が出ていない。5月26日には突然、既に発信済みの3回の「市長記者会見」となっていた名称を、「臨時記者会見」へと変更した。市長の会見を所管する広報課の不可解な行動が続く。

ウオッチドッグは5月26日夕方、11日の会見録を確認するため、「市長記者会見」の画像を取り込んだ。数時間後に同じ画面を見ると、「臨時記者会見」というタイトルに変わっていた。その意図は不明だ。

※4月17日分の会見も掲載してませんでしたので、回数を修正しました。6回から7回、3回から4回へ。(2020年6月15日午後10時)

5月26日夕方に取り込んだ画像/これまで通り「市長記者会見」と出ていた。
5月26日夜に取り込んだ画像/「臨時記者会見」に変更されていた。

5月11日に行われた佐藤健司市長の記者会見は、18日に質疑応答を加えた会見録を発信していた。しかし、相変わらず、YouTube映像は、記者の質疑応答はカットされたまま。そして、会見録を出した18日は、市議会の定例会招集会議で予算が可決されていた日だった。
11日に行われた記者会見の会見録には、記者らから、5月補正予算の各事業に関する疑問や質問などが飛び交ったことが載っている。

他自治体では、市議会の通常会議前に、詳細な予算内容について、市長が記者会見などで説明している。他自治体では、YouTube映像でも確認できる。

記者会見のタイトルもチェンジ

迷宮入りか?会見録がホームページに出ていない4回の記者会見。

「定例記者会見」ではなく「市長説明」だから、3回の会見を「定例記者会見」には含めないとこれまで説明していたが、いつのまにか、「記者会見 令和2年度」という項目を、「定例記者会見」に新たに作り、入れた。訳わからない。

↓広報課ホームページ/定例記者会見
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/001/1003/g/mayor/kishakaiken/index.html

これまでの記者会見報道をまとめた。

↓参照:2020年2月20日付・ウオッチドッグ

就任後、記者会見開かず/いまだに予定なし/ウオッチ大津№161

↓参照:2020年3月23日付・ウオッチドッグ

3月も定例記者会見なし/就任以降ゼロ/佐藤市長、HP上も沈黙/ウオッチ大津№166

↓参照:2020年4月14日付・ウオッチドッグ

市長が“名ばかり”臨時会見/記録をHPに掲載せず/発言内容は闇の中/「定例でないから」と広報課/ウオッチ大津№173

↓参照:2020年5月6日付・ウオッチドッグ

HPの掲載日を偽装?/4月21日の市長記者会見録/本庁舎閉鎖に言及/ウオッチ大津№184

↓参照:2020年5月9日付・ウオッチドッグ

質疑応答をカット/「記者会見録」として掲載/佐藤市長YouTubeデビュー/再生回数は低調/ウオッチ大津№186

↓参照:2020年5月19日付・ウオッチドッグ

質疑応答、モニター、手話通訳、全部なし/元NHK記者なのに“素人”/佐藤市長のお粗末会見/ウオッチ大津№191