鹿児島県警と医師会、そして報道機関への家宅捜索など、鹿児島県で起きた一連の事件を眺めたウオッチドッグ記者とウオッチキャットは、パロディを封印して、ウオッチドッグでこれまで取り上げてきた報道のその後をどうするか、大真面目に話し合いました。

ウオッチドッグ記者

鹿児島県、すごかったなあ。行ったことないけど、九州の南端に行った気分になった。地元の市民やメディアが沈黙すると、あらゆる公的組織の腐敗が煮詰まり、エスプレッソのように濃くなることがよくわかった。

ウオッチキャット

鹿児島県より滋賀県はまだマシ?

滋賀県には、滋賀県市民オンブズマンの浅井秀明さんたちや、しが自治会オンブズパーソンの加藤英子さん(故人)のように、「おかしい」と声を出して行動する市民が少なからずいたし(ウオッチドッグ記者含め)、滋賀報知新聞社の石川政実記者のように、ここぞという問題を書く記者はいた。加藤英子さんが活躍していた2012年頃には、朝日新聞の下地毅記者や毎日新聞の日野行介記者など、調査報道の記者もいた。

それでも、大津市自治連合会のような腐敗した組織は、しぶとくずっとあるね。

大津市自治連合会には、山田豊三郎市長(当時)と、大津市自治連合会長(当時)の山本俊一氏がタッグを組んでいた時代のような力は、今はない。

「オールド昭和」にできあがった利権に今もなんとかしがみついている感じ?

鹿児島県医師会の組織をYouTubeや報道で眺めて、組織の雰囲気が大津市自治連合会と「似てるなあ」と思った。組織の幹部らが、声を上げる人をいびるところとか。行政に口を出すとか。会長の意見をまずは優先させるところとか。鹿児島県医師会も、大津市の一部の自治連合会長や自治会長らがよくやる“補助金ビジネス”をしているのかなあ?

ウオッチドッグ記者は、離れた他県のチェックをしている場合じゃないよ。1年間休んでいたでしょ。コロナ禍の時期に、3億円投入して造成した大石の淀グランドゴルフ場はその後、どうなったの? 

はいはい。やります、やります。

ウオッチドッグ記者は、大津市の佐藤健司市長を滋賀県議時代に取材したけど、旧湖南有線放送の電柱放置問題も止まっているよ。「市長として動いたかどうか調べないと」と常々、言っていたでしょ。

はいはい。やります、やります。

大津市議会議員も、だいぶ顔ぶれが代わったみたいね。相変わらずの古株議員らは残っているようだけど。

質問ゼロのグータラ議員をまたあぶり出していこうよ。

数年前の「議会村潜入記」も3回で終わっているよ。新シリーズは?

はいはい。やります、やります。

ウオッチドッグ記者がずっと追っていた迷惑料関連だけど、佐藤市政になってから一段と胡散臭さが増した感じをうけるのに、2020年で迷惑料の報道が止まっているよ。

はいはい。やります、やります。

新型コロナの感染症法上の位置づけが2類から5類に変わったから、また大津市自治連合会がホテルでの公金飲食と温泉旅行に行っているかも。

コロナ禍の時期、ワクチン接種が始まり、市が大忙しの時期に、市職員をお手伝いに借り出して、琵琶湖グランドホテルで総会&飲食していた資料は入手しているけどね。市民が大勢の会食を自粛していた時期に、相変わらず不適切なことを平気でする団体だと思った。

ど~んと出していこう。

はいはい。やります、やります。

そして、琵琶湖市民清掃。たぶん、ウオッチドッグ記者が大津市で一番、この事業の裏も表も知りつくしているでしょ。だけど、今年の6月30日(日)に、どしゃぶりの雨の中、琵琶湖市民清掃を決行していたことをウオッチドッグ記者は知らなかったじゃん。恥ずかしいよ。

言い訳させていただきますと、あんなどしゃぶりの雨でやるわけないじゃんとウオッチドッグ記者は思ったのよ。もちろん、中止だと思って参加しなかった。まさか、まさか、雨天決行するとは…。そこまでしてやるか、と驚いた。市民の安全を脅かすような決断をした責任者に対して、ウオッチドッグ記者は手を緩めませんよ。

他にも、「ウオッチ霞が関」シリーズの「調査研究広報滞在費(旧文通費)」も途中だし、「ウオッチ滋賀」シリーズの滋賀県青年会館の問題も途中でしょ。

一般財団法人「滋賀県青年会館」の理事長が、元農水相の岩永峯一氏から滋賀県議の目片信悟議員に代わったね。滋賀県市民オンブズマンが、「利用者がいなかったのに2022年のコロナ施策で滋賀県が青年会館に1,100万円を支払ったのは違法」と2024年4月3日に訴訟を起こしました。滋賀県は、議員絡みの青年会館をどこまで特別扱いするのかなあ。ウオッチドッグでは、背景を含め解説していきますよ。

ガンバレー

誰か任せはダメダメ。県民、市民がそれぞれ「おかしい」と思ったことはどんどん声を上げて行動しましょう。